10月16日(水),5年生の児童が,徳島県のご協力で新池川の水のよごれを調べる出前授業に参加しました。水の汚れはCOD(化学的酸素要求量)という指標を活用し,水の汚れの原因である有機物の多さをパックテストで検査をして調査しました。最初に調べた4種類の水は,水道水,新池川の水,洗剤を溶かした水,砂糖水でしたが,新池川の水は水道水の次にCODの値が低く,比較的きれいな状態にあることが分かりました。一方で,食品である砂糖や,食器を洗うときに必ず使う洗剤がCODの値を高めていることに興味を持ちました。さらに2つ目の実験では,ケチャップのついた皿を洗った水とケチャップをきれいに拭いてから皿を洗った水,味噌汁の飲み残しと,きれいに味噌汁を飲んでから容器を洗った水をそれぞれ検査して比較し,生活排水が水の汚れの原因であることに気付きました。この出前授業は第一小学校で長年継続して取り組んでおり,それが評価されて7月に環境大臣表彰をいただきました。今年の5年生も学ぶ機会を得ることができ,大変よかったと思います。生活排水に気を配る意識が高まり,普段の生活で実行できるようになることを期待しています。