2年「ネット依存」にならないために
6月17日の参観授業で、情報モラルについて学習をしました。
授業でもタブレットを使用するようになり、
子どもたちにとって今や情報機器はとても身近なものです。
事前に家庭での使用状況についてアンケート調査を行ってみたところ、
メールやSNSを利用したことのある児童・・・約30%
学習や調べ物をしたことのある児童・・・・・・約60%
ゲームや動画再生をしたことのある児童・・約80%
写真や動画を撮ったことのある児童・・・・・・約90%
という結果が出ました。
さらに、ゲームや動画再生については、
ほとんどの児童がどちらかは経験があるということがわかりました。
また、使用時間についてもたずねたところ、
平日でも20%近くの児童が、
土日に至っては約半数の児童が2時間以上使用していること、
中には、4時間、6時間など、かなりの長時間、
スマホやタブレットに向かっている児童が少なからずいることがわかりました。
授業では、動画に熱中しすぎて視聴を止められなくなり、
「ネット依存」の状態になってしまった子どもの事例をもとに、
そうならないためにどうすればよいか自分たちで考えました。
また、帰宅後、家庭においても話し合う機会をもってもらうことにしました。
学習後のワークシートには、家庭で決めた使用ルールのほかに、
「用もないのにだらだら見ず、目的をもって見る」
「子どもだけでなく、大人も気をつける」
といった、ネット利用への意識を変えていこうという意見や、
「家族や友達とたくさん話をする」
「本を読む、外で遊ぶなどの、ゲームやネット以外の楽しみを見つける」
といった、周りの人や物と関わりながら生活を充実させようという意見などが書かれていました。
子どもたちと一緒に、真剣に話し合い、考えてくださったことに心より感謝申し上げます。
学年が上がるにつれ、今後ますます、情報モラルが大切になってきます。
子どもたちが、情報によって傷ついたり、人を傷つけたりすることなく、
健やかに、安全に、情報と付き合っていく力を身に付けられるよう、
今後も情報教育を続けていきたいと考えています。