「子どもたちの未来を守る減災教育」
〜安心ではなく、安全を考える〜
10月31日(金)、八万南小学校体育館で、 八万地区幼・小・中PTA連絡協議会主催の「八万の未来を災害から守る勉強会」が開催されました
講師には、NPO法人減災教育普及協会 理事長の江夏猛史先生をお招きし、“防災”じゃなくてこれからの“減災”という考え方について分かりやすくお話しいただきました
江夏先生の伝えてくださったのは、防災教育や訓練で大切なのは「被害に遭わない力」を育てること
つまり、まず被害を知り、命を守るための「4つの力」を育むことです
1 予測する力
どんな地震や災害が起こりやすいのかを知っておくこと自分たちの地域を理解することが、減災の第一歩です
2 気づく力
家の中や通学路など、身の回りの危険に気づくこと日ごろから「ここ危ないかも」と声をかけ合うことが大切です
3 判断する力
もしもの時に、どう行動するかを考えておくこと「どこへ避難する?」「誰と一緒に動く?」を家庭や学校で話し合っておくことが命を守ります
4 行動する力
知っているだけでなく、実際に行動に移すこと小さな行動の積み重ねが“減災”につながります
子どもたちは一日の多くを学校で過ごします
だからこそ先生方が学び、子ども達に伝えてもらうことがとても大切なんですね
同時に家庭や地域の中でも「4つの力」を意識しお互いに支え合いながら育んでいくことが求められます
避難訓練をアップデートしていくために、今回の講演では、体験型教材「YURETAマット」を使った地震体験も行われました
どこでも地震体験マットYURETA体験の手順
https://www.youtube.com/watch?v=EMYH--yoJ7U
先生方にも実際に体験していただき、「体で感じて学ぶことの大切さ」を実感する時間となりました
八万地区が一つになり、子どもたちを守るために学びを共有できたことをとてもうれしく思います
これからは、学校だけに頼るのではなく、家庭や地域がつながりながら「4つの力」を育てていくことが大切です
八万の未来を災害から守る、その第一歩を踏み出せた素晴らしい一日になりました
八万南小学校PTA会長片山 賢
この学びをきっかけに
ご家庭でも「もしも」の話を、子どもたちと一緒にしてみてください
“安心”だけでなく、“安全”を考えることが子どもたちの未来を守る力になります
「こどもユレタキャラバン」