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2/12「はじめての」能楽、狂言師にチャレンジ」

「はじめての」能楽、狂言師にチャレンジ」として、善竹狂言会の皆さんによる、文化庁の令和6年度舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)がありました。寒い中ではありましたが、たくさん保護者の皆様、地域の皆様もご来場くださいました。
本物の舞台芸術、日本の伝統芸能を直に鑑賞や体験ができたことは、子供たちにとって大変貴重な経験でした。映像で見るだけでは決して伝わらない、本物の迫力と感動を味わうことができました。最後のインタビューでも6年生児童から「日本の素晴らしい伝統芸能の能楽を見ることができてよかった。世界に発信していきたい。」と言う感想が聞かれました。分かりやすく丁寧な説明やお話をしていただいたことで、能楽について子供たちの興味も深まったようです。遠方より2週にわたっておいでくださり、子供たちに貴重な経験をさせてくださった善竹狂言会の皆様に感謝申し上げます。

 朝から機材が運び込まれ、スタッフの皆さんが体育館半面に大きな本格的な能楽の舞台を完成させてくださいました。
 

 狂言師の善竹さんより狂言についてのお話や児童による装束体験、演目「盆山(ぼんさん)」の解説がありました。
 

その後、いよいよ「盆山(ぼんさん)」の鑑賞です。演者の方が現れると、体育館の空気が一気に変わります。目の前にお屋敷や盆山が見えるようでした。狂言独特の面白さもあり、ぐっとひきこまれました。

 次に、観世九皐会の皆さんによる能の仕舞がありました。能についての解説や児童による面付け体験の後、演者が装束を実際に付ける様子を見せていただきました。「羽衣(はごろも)」の仕舞では、迫力ある謡いと天女の舞の美しさに、圧倒されました。
 

 最後の演目、狂言「菌(くさびら)」では、3~6年生の子供たちも参加させていただきました。子供たちは、先週、ワークショップで善竹狂言会の皆さんから教えていただいたことを、練習してきました。
「菌(くさびら)」の解説や児童による面付け体験の後、いよいよ始まりました。
 

屋敷に菌、つまり「キノコ」が生えて困った男とそれを退治する山伏。キノコ演じる子供たちは、中腰でホイホイと声を上げながら飛び回るキノコ歩きをして、山伏を翻弄します。
体力もいりますが子供たちは頑張って演じました。かわいらしさと面白さと、狂言独特の所作、動きなど、見どころいっぱいでした。