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6/19 大阪万博における国連パビリオン「AFRICAWEEK」に向けた全国キャラバン 出前授業がありました

 大阪万博における国連パビリオン「AFRICAWEEK」に向けた全国キャラバン出前授業が本校で行われ、3~6年生16名が参加しました。プログラムのテーマは「あなたと私共に紡ぐ未来への誓い」。日本全国8地域の8つの小学校をUNDP(国連開発計画)の職員の方が訪問し、子供たちがアフリカの文化に触れ、夢や思いを自由にアートで表現する授業を行うものです。
この日は、5名のUNDPの方々が講師としておいでくださいました。

 1時間目、まず「アフリカどんなイメージ?」ということで、4枚の写真からアフリカの風景を選ぶ活動をしました。子供たちは全員「草原と動物」が写った写真を選びましたが、実は「都会的な風景」も「海辺のリゾート地」も「雪が降り積もった風景」も、全てがアフリカであることを聞き、とても驚いていました。またいろいろなアフリカの写真を見たり地図を見ながら国の数を数えたり、UNDPの活動についてお話を聞いたりしました。
 

次に「アフリカクイズ」にチャレンジしました。子供たちは、アフリカの言語の多さ、電気自動車が日本より多く走っている国があること、多様な食べ物など、自分たちの予想と違った答えを聞いて「えーっ!」「そうなんだー」と驚いたり感心したりしていました。
 

次は「アフリカの布」で服を作る活動でした。アフリカの国々の織物の色彩や手触りなどを感じながら、友達と協力しながら布を体に巻き付けて衣装を作りました。最後に子供たちからアフリカについていろいろな質問をさせていただきました。
 

2時間目は「絵手紙」を描きました。この絵はアフリカの子供たちの作品と共に、1枚のアート布(モザイク)として映像化され、関西万博の国連パビリオンで展示されるそうです。子供たちは、「看護師になってアフリカの人の治療をしたい」「お笑い芸人になってアフリカの人を笑わせたい」「ピアノの演奏をアフリカの人に聞いてもらいたい」「野球選手になってアフリカのチームと対戦したい」・・・など自分の将来の夢やアフリカでしたいことなどを描いていきました。
 

事前の学習や今日の授業で、子供たちにとって、アフリカについて考え、多様性について触れる機会になりました。この経験が、これから子供たちがアフリカのことや世界のことに、関心を持ち、目を向けるきっかけになったと思います。この学びをこれからの学習にいかしていきたいと思います。
このような機会を子供たちに与えてくださり、遠路はるばるお越しくださったUNDPの皆さん、コーディネートしてくださった方々に心から感謝します。
 

授業後に、児童が学習の振り返りをしました。

~児童の感想から~

ぼくは、授業を受ける前、アフリカのことがあまりわかりませんでした。しかし、学習を通して、たくさんのことを知りました。特に印象に残ったのは、アフリカの言語です。授業に出てきたなかでは、スワヒリ語しか聞いたことがありませんでした。でも、気になったので調べてみました。例えばアラビア語やイボ語などを使っているとがわかりました。数え方によっては、アフリカには言語が三千以上もあるそうです。時間があればどんな言葉があるか、もっと調べてみたいです。

ぼくは野球の絵をかきました。将来アフリカの子と野球ができるなら、一緒にプレイしてみたいです。そして徳島県に誘って、その伝統や自然を感じてもらいたいです。

この貴重な機会を通して、ぼくはアフリカの食べ物や国、観光地などを知ることができました。もし将来、アフリカに行くなら、アルジェリアのティパサ遺跡というところに行きたいです。ティパサ遺跡とは一世紀古代ローマ時代に隆盛を誇った都市遺跡があるところだそうです。楽しそうなところなので行ってみたいです。