「全校の皆さん、おはようございます。」
今朝は、2学期最初の全校朝会です。
さて、2学期に入りひと月が経ちました。どの学年も運動会の練習に熱がこもってきました。校長先生は運動会への期待に胸がふくらんできました。
「ふくらむ」と言えば、最近、大きく丸くふくらんできているものがあります。4年生以上の人は理科で勉強しています。3年生の人は、音楽の時間に歌っていました。分かりますか。お天気のいい夜に見ることができます。そうです。月です。
秋と言えば、月がきれいに見える季節です。中でも「十五夜」は特に月が美しく見えます。「十五夜」は、「中秋の名月」とも呼ばれ、「秋の真ん中に出る月」という意味があります。秋の真ん中とは、9月7日から10月8日の間で、「十五夜」とはその期間で満月が出る日のことを言います。
今年の「十五夜」は、10月6日、月曜日、今日です。お天気がよければ、美しい満月を見ることができます。夜、家族の人と外に出て、お月見をするのもいいかもしれませんね。お月見と言えば、近ごろ、テレビコマーシャルで流れる「月見バ〇ガ〇」ではなく、日本では太古の昔からススキや月見団子、日本語指導教室や花学年の皆さんは、お月見団子をつくりましたね。里芋や栗などの秋の農作物をお供えしています。
日本には、季節ごとに古来から伝わる風習がいくつもありますが、そういった風習が最近は見られなくなりつつあります。最近のクリスマスやハロウィン同様、家族でお月見を楽しんでもらいたいと思います。
さて、秋は「〇〇の秋」と様々に形容されますが、運動会は「スポーツの秋」の代表ですね。また、「読書の秋」とも言います。皆さんは、本を読むことが好きですか。本は、私たちにとって重要な役割を果たしています。
知識だけではなく、自分の考えを深めることに役立ちます。校長先生は今、浅田次郎さんの「アジフライの正しい食べ方」という本を読んでいます。(本を見せる。)浅田次郎さんの作品が好きなので、時間を見つけては手に取っています。
偶然、今日の給食は「あじのフライ」が付いています。「食欲の秋」とも言います。ウスターソースでおいしくいただきましょう。でも、校長先生は、タルタル派です。
皆さんの大好きな漫画(まんが)も本の仲間です。読書のきっかけに漫画から入るのもOKです。校長先生も、「週間少年ジャンプ」と「ビッグコミック」を読んでいて、「スラムダンク」や「ゴルゴ13」に夢中になりました。
でも、漫画だけでは、読書として十分とは言えません。ぜひ、この機会にたくさんの本とふれあってほしいと思います。「おはなしいちばん」の皆さんによる「読み聞かせ」もあります。
それでは、今週も頑張りましょう。これで校長先生のお話を終わります。