4年生と5年生が合同で、「いのちの授業」を実施しました。これは、県教育委員会が主催する「いのちをまもる子どもサポート事業」を受けて行なったもので、生命の誕生や死に直面する仕事に携わる助産師、看護師、獣医師、医師などから話を聞くことで、自他の生命を尊重する心を育むことをねらいとしています。今回、徳島大学病院周産母子センターの助産師さん5名が来校し、「いのちの大切さを学ぼう〜いのちの現場から」をテーマに授業をしてくださいました。
授業では、胎児の心音や実物大の模型、妊婦ジャケットなど、聴いたり触ったりして体感できる教材・教具を準備してくださり、子供たちにとって生命の神秘に驚き、生命の尊さを実感する密度の濃い学習となりました。
また、プライベートゾーンの説明や、自分の身体を守る方法など、性暴力の被害者にも加害者にもならないための「生命の安全教育」の視点も取り入れてくださり、専門的な知識に裏付けられた助産師さんのお話は、私たち教職員にとっても、これからの指導に大変参考になる内容でした。
授業後の子供たちの感想を見てみると、「一人一人生まれてくるのがきせきと思い、これからも自分の命を大切にしていきたいです」や、「(これから生まれる)みんなの赤ちゃんが病気でなく元気で生まれてほしと思います」など、生命を大切にしたいという気持ちが素直に表現されていました。また、「助産師のみなさんやにんぷさんががんばって産んだ命(ぼくたち)を大切にします。ぼくたちもみなさんみたいになりたいです」のように、助産師の仕事に注目し、キャリア教育につながる気づきも見られました。
実は私もその一人で、授業を参観しながら、23年前に98歳で亡くなった祖母のことが頭に浮かびました。祖母は助産師で、高齢となった後も、時折妊婦さんが家に訪れ、祖母にみてもらっていたのを記憶しています。当時のことですから、新たな命をこの世に送り出すことができなかったことも数多くあったと思います。それでも、私が教員に成り立ての頃、保護者や地域の方から「あの産婆さんのお孫さんですか」「親子二代、取り上げてもらったんですよ」などと親しみを込めて声をかけていただいたのは、祖母が生死の現場で助産師の仕事を精一杯務めた証かなと、今更ですが誇らしい気持ちが湧いてきました。余談でした。
授業ではご参観の保護者の方々にも詩の朗読にご協力いただきました。お母さん方の愛情が、子供たちにストレートに伝わる素晴らしい朗読でした。ありがとうございました。
美馬警察署、美馬市青少年育成センター、地域の安全を守る会の方々にご協力いただき、不審者対応避難訓練・防犯教室を実施しました。訓練では、不審者の教室への侵入を想定して、児童の避難、校内や警察等への連絡体制、不審者への初期対応等を確認しました。
なお、不審者対応がためらいなく適切に行えるようにするため、保護者の皆様に改めて次のことをお願いします。ご協力よろしくお願いいたします。
▪︎学校行事等で来校される場合(校舎内)
・来校の際、受付または指定された集合場所に必ずお立ち寄りください。
▪︎学校行事以外で来校される場合
・児童玄関前のインターフォンで用件をお伝えください。
※忘れ物などは、職員室でお預かりします
明日からいよいよ夏休み。学びの場を家庭に移し、学び続ける子供たちの「夏学び」に、ご支援をよろしくお願いいたします。
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