「とくしまGIGA推進月間(11月)」では、1人1台端末を活かした「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」の取組を紹介することになっています。
西井川小学校では、「西井川メソッド」を紹介したいと思います。
「西井川メソッド」では、教科等の学習後に「デジタル『知の総合化ノート』」に、「わかったこと」「もっと知りたいこと」「わからなかったこと」「人に伝えるために工夫したこと」「考えたこと」を記入します。
次に、自分の学びを振り返り、課題を見付けます。この課題については家庭学習で行います。この家庭学習は、「家庭学習、進んでやろうDayDay.」と名付けています。下の写真は、家庭学習発表会です。自分で見付けた課題を自分で課題解決した内容について紹介します。当然、友達からは質問されます。しかし、自分が興味を持ち、主体的に取り組んだ内容です。自信満々に質問に対する答えを語る子どもの姿に驚かされました。
しかし、答えられない質問や発表するうちにさらに探究したい内容もでてきます。そこで、子どもの主体性にまかせ、複線型の授業が展開されます。教師や友だちと話し合う、教科書や資料集で学び直す、図書館で調べる子どももだけでなく、1人1台タブレットを活用し、さらに探究する子どももいます。
個人で解決が難しい場合は、1人1人が探究した結果をもちより、協働的な学びになります。本校では、1人1人の学びの自立があるからこそ、協働がなされ創造されると考えています。「自立」-「協働」-「創造」の過程を大切にして授業を展開しています。
自ら課題を見付け、個人探究し、協働的な学びを通して、課題解決を図ります。その過程で「わかったこと」や「考えたこと」は、また個人の振り返りで「デジタル『知の総合化ノート』」に記入していきます。児童一人ひとりが、「学習者カリキュラム」であるDCAPサイクルをまわしていきます。これが、西井川小学校で取り組まれている、1人1台タブレットを活用し、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図る「西井川メソッド」です。
「西井川メソッド」を紹介すると、よく聞かれるのが「高学年しか無理なのでは?」。そんなことはありません。1年生も十分行うことができます。