さわやかな晴天にめぐまれた4月27日,大勢の地域のみなさんのご協力で,5年生が田植え体験学習をすることができました。
諸事情により,今年の稲作体験学習の実施は難しいと思われましたが,地域の方が田んぼや苗を提供してくださったり,セニアクラブはじめたくさん方々にお集まりいただいて,もろもろの準備や指導のご協力をいただけたおかげで,楽しみにしていた田植え体験学習を行うことができました。本当にありがとうございます。
大先輩の師匠に苗の取り方,持ち方,植え方を丁寧に教えていただき,いよいよ田植え開始です。
しかし,初めて入る田んぼのヌルヌルッとした感触にとまどったり,泥に足をとられてフラフラッとしたりと,歓声(悲鳴?)をあげながらなかなかうまくすすみません。
それでもロープの目印を見逃さないようにして,丁寧にひとつひとつ植えていきました。
すると,たいしたものですね,何列か植え終わる頃にはすっかり余裕の表情が見られるようになりました。
どうでしょうか?
完全手植えとしては満点ではないでしょうか?
少なくとも子どもたちは満面の笑みで大満足の様子です。
「タカラダ」は,「宝の田んぼ」と書きます。
いにしえの先人たちから受け継がれてきた恵み多き宝の田。
子どもたちは,その田を受け継いでいる地域の方々とともに田植え体験をすることによって,稲作の方法だけではなく,この地で稲作がはじまり,長く稲作を続けてこられたのは,この地域の人と人とのつながりがあったからということや,自然豊かできれいな水に恵まれた宝田の環境のすばらしさがあったからということに気づけたのではないでしょうか。
地域のみなさん,ありがとうございました。
みなさんのおかげで,楽しく学ぶことができました。
実りの秋の稲刈りまで,どうぞよろしくお願いします。