5年生は国語の授業で宮沢賢治の作品について学習しています。
「注文の多い料理店」で作者の宮沢賢治が伝えたかったことは何か,自由に教室の中を動いて意見交流をしたあとクラスのみんなに発表します。
「2人の紳士のような悪いことをしているとバチがあたる。」
「命の大切さ。」
「人を傷つけると取り返しのつかないことがあるので,ひとつひとつの行動で傷ついてしまう人がないよう,クラスのみんなでがんばりたい。」
自分たちの生活に結びつけて発表している子もいます。
「少しでもいいから賢治に近づきたい。」
という発表もありました。
「賢治に近づくってどういうこと?」
すぐに友だちから質問が出ました。
いい質問ですね。
ちゃんと友だちの発表を聞いているからでる質問です。
「賢治みたいになんでもやさしくできる人。」
と発表した子が答えてくれました。
先生が
「賢治のように生きるって苦しいよね。」
と子どもたちに言うと,
「うん,苦しい。」の声。
作品の読み取りだけでなく,生き方にまで思いをよせて考えを深めている5年生です。