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学校の正面画像

2年生大島青松園訪問(7月8日)

 2年生の人権学習の一環として、ハンセン病元患者の方々の人権について考える学習を進めています。本校の人権教育主事でもある2年学年主任の熱い思いで、この日2年生の生徒たちが香川県にある国立療養所大島青松園訪問が実現し、施設見学・フィールドワーク・そして入居者の方との交流を行いました。偏見、差別に苦しんでこられたハンセン病元患者の方々もだんだんと高齢化が進み、生の声を聞く機会が減っていると聞きます。今回の訪問では徳島県人会長さんから話をしていただき、生徒たちにとって本当に貴重な学びの機会となりました。人権問題は正しい知識と理解、そして自ら考え行動に移していくことが大切だと思います。生徒たちは施設見学や、入居者の方との交流を通して、この問題の本質を理解し、差別や偏見をなくすために自分たちにできることを考えて欲しいと願っています。

高松港からフェリーに乗船。
約30分で大島に到着しました。
暑い日でしたが施設の方がお出迎えになってくれました。
大島会館です。
とてもきれいな施設でした。
徳島県人会会長さんからお話を聞くことができました。
貴重な交流の機会となりました。
社会交流館に移動、施設の案内をしていただきました。
生徒たち熱心に話を聞いていました。
実物資料や写真、記録文書などを見学できる「歴史展示」の部屋です。
1958年前後の大島を入所者の証言をもとに再現した「ジオラマ展示」です。
島内のフィールドワークも行いました。
風光明媚とはこのことでしょうか。
約二千人のお骨が置かれている納骨です。お盆になるとドアを開けるそうです。
患者の遺体解剖をしていたと言われる解剖台も見学しました。
石造りのモニュメント「風の舞」に大島青松園で亡くなった方の骨のかけらが納められています。
学び多い一日になりました。