6月14日(土)、本校のバレー部が単独チームで南部Bブロック総体予選大会に出場しました。第1試合、第2試合に、小松島南中学校、羽ノ浦中学校と対戦しました。試合前の3分間練習では、バンバンとコートに打ち付けるアタック、速いトス回し、無回転サーブなど、練習の様子を見ただけでレベルの高さが感じられ「緊張している中でこんな様子を見たら、より体が動かなくなってしまうのではないか…」とこれから試合に臨む生徒の不安な気持ちを想像し、こちらは見ているだけなのに緊張で体が硬くなってくるのが分かりました。試合が始まると、鋭いサーブが次々と打ち込まれ、相手のポイントが加点されていきました。でも、生徒は下を向くことなく、ボールに向かって走り、何とかセッターにボールを上げようと精一杯プレーし、チームにポイントが入ったときには、仲間と手を合わせて笑顔で喜び合い、相手コートから隙をねらって打ち込まれるボールにも最後まであきらめず、追いかけ続ける姿が見られました。合計4セットの試合を連続でプレーした選手たちですが、最後の4セット目は、持ち前の速く鋭いサーブで相手の攻撃を崩し、相手に3点差まで迫る場面が見られました。壮行会で、それぞれの生徒が「サーブカット、レシーブを頑張りたい」と決意を発表してくれましたが、それを、最後の総体で、新野中学校の生徒として、新野中学校の単独チームで、しっかりやって見せてくれました。試合後、涙を流す選手たちに「試合で負けた悔しさ、これまで頑張ってきた思い出、やりきったという思い、もっとやりたかったという思い、色々な気持ちが混ざり合って流す青春の涙は、今この瞬間でしか流せない涙は、しっかり流してね。これまでよく頑張ったね。おつかれさま」と心の中でねぎらいながら、会場をあとにしました。
箏曲部は、あわぎんホールでこども邦楽演奏会に出場しました。新野芸能大会でも演奏した『春の詩集』を表現豊かに演奏することができました。満員の会場で、プログラム1つ前の中学校は、総勢21名の生徒が演奏するなど、その数だけで圧倒され、見ているこちらが「どうしよう」と不安で弱気になってしまって、緊張で心臓がどきどきしていました。にもかかわらず、前の演奏が終わり、ステージにお琴をもって現れて、素早く準備をする本校生徒は落ち着いていて、あっという間に準備が整い、代表生徒の演奏前のあいさつが終わり、演奏が始まりました。会場には本校生徒の美しい演奏がしっかり響き、大人数の学校の演奏にも全く劣らない素晴らしいできばえでした。
生徒が大舞台で活躍し、貴重な経験を積むことができるのは、その陰に、担当の先生方の常日頃からの指導、そして保護者のみなさまの物心両面でのサポートがあってこそです。大会や練習試合、演奏会があれば、送迎や食事、体調管理に気を配っていただき、おこさまの様子を一番近くで気にかけて励まし続けてくださっている保護者のみなさまに、心より感謝を申しあげます。私たち教職員は、生徒の成長を共に喜び合い、保護者のみなさまとも共有できることが、何より教職という仕事へのやりがいにつながります。今後とも、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。