4校時に校内人権意見発表会を実施しました。生徒は人権について日頃から考えていることや、授業で学んだことなどについて、約1か月くらい前から人権作文を書き始め、意見をまとめました。そして各学年から2名ずつの生徒が、代表で意見発表をしました。インターネットによる人権問題、いじめについて、人権について思うこと、身近な差別、異文化理解、そして男女共生社会などについて発表しました。「自分の言動によって、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまうことがあるかもしれないが、そんな時は心を込めて謝りたい」「幸せとは何かについて考えた」「知識を身につけ、考えて行動することを大切にしたい」「互いが歩み寄り、多角的に物事を考えることが大切」「笑顔で周りの人を幸せにしたい」「偏見や差別は、受けた人だけでなく、それを見聞きした周囲の人も傷つく」「多様な生き方を選択できる社会をつくりたい」など、じっくり考えて分かりやすくまとめた意見を、勇気を出して発表する姿が見られました。
意見発表の後、校長先生からは「発表者の意見や態度も素晴らしかったが、発表を聞く態度もよかった」とのお褒めの言葉と「他者を認め、理解しようとする心を持ち続けてほしい」とのお話もいただきました。
人権教育は、社会に目を向け、これからの自分の生き方を考えるとともに、自らの人権感覚を磨き、自分も人も大切にしながら、仲間とともに支え合える「仲間づくり」を目ざし、すべての教育活動を通して取り組んでいます。これからも、普段の生活のなかでの、小さな偏見や違和感を見逃さず、互いによりよく関わろうとする意欲を育てることができるように教職員で力を合わせて取り組んでまいります。保護者のみなさまには、今後ともご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。