三好市と東みよし町が進める三好地域ジオパーク構想の防災教育の一環として、池田ダムの見学をさせていただきました。生徒たちは、吉野川総合開発の「かなめ」である池田ダムの役割とその重要性を学びました。
まずは、ダムの放水量などを管理する指令室に入り、ジオパーク地質専門員の殿谷さんや、所長の青木さんから講義を受けました。
三好市には吉野川の流れが、北から東へカックンと折れ曲がる場所があります。300万年前以前は、北側に向かって流れていた吉野川ですが、中央構造線の活動によって北側の大地が盛り上がり続け、吉野川の流れる向きが変わったそうです。そして、この折れ曲がりが様々な文化を生み出したのだと教えていただきました。
また、ダムの役割についても教えていただきました。ダムには、「水を使う」だけでなく、「洪水を防ぐ」「電気を作る」など、様々な役割があるのだと学ぶことができました。
その後、ゲート管理橋から池田ダムの見学をしました。約18mの高さから眺める吉野川はとてもきれいでした。施設の仕組みを説明していただいたり、ダム湖や魚道を見学させていただいたりしました。
最後には、池田発電所の見学をしました。普段は見ることのできない内部をたくさん見させていただいたことで、生徒たちは普段何気なく使っている水や電気のありがたさを感じたようです。池田ダムは、私たちの生活を支える欠かせないものだと学ぶことができました。