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海陽中学校校舎

彼岸のころ

彼岸は春と秋の年に2回あり、春分の日と秋分の日を中心に、それぞれ前後3日ずつの合計7日間が「彼岸」と呼ばれます。その真ん中の日が「彼岸の中日」で、秋の場合、それが「秋分の日」にあたります。先日9月23日が秋分の日でした。秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。この日を境に、日が短くなり、夜がだんだんと長くなっていきます。

今年は暑い日が続いたため、開花がおくれているようですが、彼岸の時期にちょうど見頃を迎える花があります。それが曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、別名彼岸花です。真っ赤な花びらが細く分かれ、炎のように咲くその姿は、とても印象的です。この彼岸花には、少し不思議な特徴があります。それは、葉が出ているときには花が咲かず、花が咲いているときには葉がないということです。そのため、どこかさびしさや、はかなさを感じさせる花としても知られています。秋分の日の頃に彼岸花を見ると、「季節の変わり目だなあ」「そろそろ秋が深まってくるなあ」と感じますね。