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小松島南中学校 校舎全景

数学「単元内自由進度予習」で100点を目指す

11月は「とくしまGIGA推進月間」です。令和7年度は、「学びを豊かにする教育DXの推進」がGIGAスクール構想の推進目標に設定されています。一人一台端末を効果的に活用し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図るため、本校で実践している「M段階(ICT活用による授業スタイルの転換)」の事例を紹介します。

1年生の「数学」では、4月から自由進度学習のスタイルを取り入れた授業を展開しています。従来の一斉指導とは異なり、新しい単元の初日から授業者の解説を入れず、生徒は一人一台端末でデジタルドリル学習を始めます。この取り組みは、単元を指定し、授業内で進める「予習」であることから、「単元内自由進度予習」と呼んでいます。生徒は、この「予習」(ドリル)と「確認テスト」の反復を通して、習熟度を深めていきます。具体的には、「2時間予習(ドリル)」→「確認テスト」→「新数学ノート」(紙の問題集)→「確認テスト(再)」というサイクルを、クラウド型学習支援サービス(ラインズeライブラリ)を活用して展開しています。

全体
おしえあい
ゴール
100点

この授業(6章 空間図形1時間目)を参観して気づいたこと
・「必要な知識」として、単元のゴールを示す
・教室内を自由に動いてかまわない
・友達と一緒でも、一人でもかまわない
・間違えても100点になるまでやり直す
・画面に書き込んで計算したり線をかいて考えたりできる
・わからないときは「教科書を頼る」、ドリルのヒントや解説を見る、友達に聞く、先生に聞く
・質問したり、教えたり、一緒に考えたり、先生に聞いたりできる
・あちこちから「わからん」「教えて」が自然と聞こえてくる
・授業者は進展を見ながら全体に解説することもある

生徒の感想
・数学の授業は楽しい。ずっとやることがある
・友達と一緒にできるのが楽しい
・友達に教えたり一緒に考えたりするのは、わかったときうれしい
・(教えたりすると)ポイントがもらえるのが楽しい
・先生が進めるのでなく、自分のペースでできるところがいい