11月は「とくしまGIGA推進月間」です。令和8年度のGIGAスクール構想の推進目標は、「学びを豊かにする教育DXの推進~自分らしく学び、未来を創る~」に設定されています。一人一台端末を効果的に活用し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図るため、本校で実践している「M段階(ICT活用による授業スタイルの転換)」の事例を紹介します。
小松島市が小中で採用している学習支援サービス「ラインズeライブラリ」(AIドリルと呼んでいる)を用いた、朝学習での一人一台端末活用事例です。
《学習リズムを整え、基礎基本の定着を図る》
本校では、落ち着いた学校生活をスタートさせるというねらいのもと、「黙って、落ち着いて、集中する時間」と位置づけ、朝学習を8時10分から15分間取っている。従来は紙の問題集を使っていたが、昨年度後半から一人一台端末でのAIドリルの活用の検討を始めた。今年度に入り、2年生の教員を中心に、生徒の学習状況と教員の負担軽減の側面から運用・検証を重ね、朝学習の15分間を「AIドリル」に置き換える試みを続けている。
1年生「一斉自由学習」で既習範囲を復習
生徒はAIドリルのおすすめ教材に取り組んだり、まだやっていない分野にチャレンジしたりしている。また、学習結果から、自身の達成状況と向き合い、自分に合った問題を選んで学習を進め、自分で学び方を考え、主体的に取り組んでいる。
2年生「確認テスト」で足並みそろえて授業の復習
2年生では、学年で統一した単元を選んで確認テストに取り組み、既習範囲を復習している。生徒は問題文をよく読み、メモ機能を使って画面に書き込んで計算するなどして解答している。また、確認テストが終わった生徒は、結果に応じてナビゲーションされる教材で、つまずいた内容を復習し、解説教材を読んで解き方を確かめてからドリルに取り組んだり、確認テストの問題を見直してノートを使って再チャレンジしたりしている。朝学習で活用するようになってから思考が整理された状態で取り組むことができ、集中力も増しているようである。
朝学習での運用が始まり、生徒が学習している様子を見ていると、全員が意欲的に取り組んでいることにまず驚いた。生徒はタブレットを使った学習になれており、AIドリルを使うことで、朝から自然とやる気スイッチが入り、真剣なまなざしで学習する姿が見られる。また、紙教材に文字を書いて学習することが苦手な生徒も、より興味関心を持って学習するようになったことが確認できた。AIドリルの活用において、テンポよく問題に取り組めることが集中力の向上と持続につながっていると見られ、全教科、学年に活用が広がっている。
こちらのの取組がラインズの会報誌『eLA通信10月号』に掲載されました。