• 088-699-2455
top

松中祭の開催

 新型コロナウィルスが5類相当になり,3年ぶりにほとんど制限がない松中祭を行うことができました。今年度の松中祭は「ステージ発表」「展示の部」「模擬店」などできる限りたくさんのことを実施したいという生徒の希望を生かし,生徒会役員を中心に企画を立案し,実現させました。しかし,その過程は想像するより困難であったはずです。それはコロナ禍があり以前の方法が受け継がれておらず,松中祭のイメージをだれもわかっていないからです。しかし生徒たちは開催に向けて計画を立てて,準備をやりとげました。
さて,松中祭本番は英語弁論からはじまり,生徒・教職員それぞれのグループによるパフォーマンス,吹奏楽部の演奏(3年生最後の演奏)が披露されました。それを鑑賞する生徒たちは盛り上がるところでは盛り上がり、しっとり聴くところではしっとりと場や雰囲気を考えて行動できました。模擬店はそれぞれ手法をこらしたものでいつもの松中とは違う非日常が楽しめました。
本校では「自立」「協働」「エンパワメント(まわりの人の隠された力を引き出すこと)」ができる生徒の育成を目指しています。今年度松中祭はイメージが少ない状態,つまり正解のない状態からのスタートでしかも一週間前でのプログラム変更など予測のできない行事となりました。しかし、生徒たちはそのような未来を生き抜かねばなりません。このような視点から考えても今年度の松中祭の開催へ向けての生徒たちの取り組みは意義がありました。