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シラクチカズラについて(香川大学農学部にて)

 7月5日、香川大学農学部と三好市教育委員会社会教育課にご協力いただき、ふるさと学習を実施しました。今回は、なんと香川大学農学部にお邪魔しての学習です。長年シラクチカズラの研究をなさっている、香川大学副学長の片岡先生からお話を聞かせていただきました。大学のキャンパスにお邪魔するのは初めての生徒たち。始めはやや緊張の面持ちでした。秋光学部長さんからご挨拶いただいた後、片岡先生がクイズ形式でシラクチカズラについてのお話をしてくださいました。中学生にとっても非常にわかりやすいお話で、生徒たちの緊張も次第にほぐれ、熱心に聞いていました。「シラクチカズラはマタタビ科マタタビ属の植物であること(キウイフルーツと同じ)」「他県ではツルではなく実を利用することが多い」「マイナス50℃の環境にも耐えられる」「500年近く生きることができる」「ビタミンCが大変豊富である」などなど、これまで知らなかったことをたくさん教えていただきました。

 お話に続いて、キャンパス内の圃場を見学させていただきました。実際に実を付けているシラクチカズラを興味深く観察したり、現在取り組んでおられる研究の話を聞かせていただいたりと、大変貴重な経験をさせていただきました。この秋、自生のシラクチカズラをみる機会があれば、ツルでは無く実に注目がいくこと間違いなしです!また、香川県では秋から冬にかけ、シラクチカズラと同属の「シマサルナシ」と「キウイフルーツ」を交配して育成したひとくちサイズのキウイ、「さぬきキウイっこ」が販売されているそうです。

 最後にもう一度教室に戻り、質問や感想を片岡先生にお伝えしました。かずら橋という地域の宝を介して、とても身近に感じる植物である「シラクチカズラ」ですが、今回の学習を通してさらに理解が深まり・より親しみを持つことができたように感じています。香川大学農学部ならびに三好市教育委員会社会教育課の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。

生徒たちの感想です