2学期より地域の方に読み聞かせに来ていただいてきましたが、祖谷伝説についてはこの日が最後となってしまいました。今回は、加羅宇多姫(からうたひめ)の伝説を話してくださいました。土佐に流された親王を慕われ、身重にもかかわらず姫は親王の元へ向かわれます。その途中、西祖谷田ノ内で若宮をご出産されるも若宮は亡くなってしまいます。その後、姫は産後で体調が万全ではないにもかかわらず再び土佐を目指されますが、その道中で親王が高知から九州へ移られたことを知ります。仕方なく元来た道を引き返し京へ戻る途中、姫は体調を崩され西祖谷の吾橋にて亡くなられました。現在、一宇地区には若宮をお祀りする若宮神社が、吾橋地区には加羅宇多姫をお祀りする古宮神社が、それぞれ建立され現在に至っています。
生徒の感想
・九州まで行くことができて、親王に会えたら良かったのにと思いました。・一宇にある若宮神社とつながりがあると聞いて驚きました。・親王に会うために高知まで徒歩で何日もかけて旅をしたのに、高知に着く前に親王が九州にいることを知って泣いたシーンが、かわいそうだなと思いました。