10/27(月)に、小中交流の一環で毎年行っている、小学校への読み聞かせ交流へ校区の明神小学校を訪れました。
2年生35人全員で各学級に分かれ、絵本の読み聞かせを小学1年生~3年生に、「住吉丸事件」紙芝居の読み聞かせを小学5年生に行いました。
小学生の児童は中学生の読む絵本や紙芝居をじっと見つめて、静かに聞いてくれました。
2年生も初めての交流活動なので、緊張しながらも小学生へしっかりと読んであげようと必死でした。読み終わった後は拍手をもらい、ほっとする中学生。思わず笑顔になり、小学生も笑顔で喜んでくれたことが心に残りました。
この「住吉丸事件」の紙芝居は、今回、2年生が3年生から受け継ぎ、初めての朗読経験となりました。しかし、何度か練習を経て、今回の読み聞かせに向け、準備をしてきて、私たちの地域、鳴門海峡で起こった事件について、しっかりと語り伝えられました。
児童には、平和であることの大切さや当時、地元の漁師らが米軍機に銃撃されるかもわからない中、決死の覚悟で鳴門海峡へ向かい、攻撃を受けた住吉丸の乗組員や海に浮かんでいる少年兵の命を救おうと勇気ある行動を行ったことについて、真剣に伝えることができました。今後、2年生では長崎修学旅行(R8.1月)に向けた平和学習を実施していくとともに、さまざまな地域行事で、この紙芝居を2年生で語り継いでいこうと思っています。