11月21日(金)に、2008年北京パラリンピック男子テニス日本代表選手として出場した、瀬戸町島田地区出身の藤本佳伸さんにお越しいただき、車いすテニスの体験と藤本さんの講演会を行いました。
藤本さんは元体操選手で高校時代に鉄棒練習時に落ち、下半身不随となり、足の自由を奪われました。そこで体操で培った筋力を生かし、車いすテニスを始めました。本校出身でもあるので、是非、後輩たちに藤本さんの生き方を聞かせたいと思い、今回の交流会となりました。
生徒にはまず、スポーツ型車いすを実際に乗り、コーンをよけて思い通りに動かせることから始めましたが、藤本さんのように素早く、機敏な動きになるには、相当の腕の筋力が必要であることが分かりました。そして、硬式テニスと同じようにテニスラケットでボールを狙ったところに打ち返すという事がどれほど難しいかという事を生徒たち、先 生方は体験を通して学びました。
藤本さんは今後、県内のパラスポーツ協会との連携を図りながら、障がいの有無に関わらず、多くの方に車いすテニスを知ってもらいたいと考えています。