今日(4月11日)は,本校の入学式でした。徳島市の公立小中学校では,私の記憶では,30年近く前から,兄弟がいる保護者の負担に考慮して,小学校と同一日に午前中は小学校,午後は中学校の入学式をするようになりました。本校では午前中に,2年生3年生の在校生が校舎内外を丁寧に掃除をしてくれました。後輩を迎えるため頑張って清掃活動に黙々と取り組んでくれた先輩の思いが通じたかのような,おだやかな天候に恵まれた入学式でした。
新入生130名が,全員元気に時間までに揃いました。案内する本校の教職員に,大きな声で挨拶する生徒(今まで「児童」と呼ばれていた子たちの「生徒」デビューです。私たちは普通に「生徒の皆さんは・・」と話しましたが,新入生は新鮮な響きだったことでしょう!)がほとんどでしたが,心配そうに,こちらが挨拶すると,恥ずかしそうに「こんにちは」という生徒もいて,とても初々しかったです。生徒指導主事が,「感動しました」と言っていたのは,ほとんどの生徒は,「こんにちは」って自分からいう子,こちらが挨拶すると,大きな声で返してくれる子がほとんどでしたが,「こんにちは,みなさん,よろしくー」って言ったら,スタスタと生徒指導主事の前にやってきた女生徒が,「こちらこそ,3年間よろしくお願いします」と言って頭をさげたことに,びっくりしてそして,感激したそうです。小学校時代,いろいろ事を経験して,失敗したり,辛い想いをした子どもたちも少なからずいると思いますが,中学生になって心機一転頑張ろうと思っている今の気持ちを,富田中学校教職員一同しっかりと受け止めて,支援していくつもりです。式の後の教室で担任の先生から話を聞いている様子も,これから始まる中学校生活への期待がみなぎっているようでした。子どもたちの表情を見ていると,半世紀近く前の自分が中学へ入学した頃のことも少なからずフラッシュバックしてきます。全く今とは時代が違いますし,本日御出席いただいた保護者の方々よりも一回り(二回り?)以上昔の事とはいえ,「先輩」って呼ぶ響き,そしてちょっとした先輩からの声掛けにすごく感動したことなどが,こんな私でも昨日のことのように思い出されます。不思議なもので,ついさっきの事が思い出せない(笑)のに,中一の思い出は鮮明によみがえってきます。今日の新入生のように,真新しい教科書をいっぱいもらって,入学式から帰るとすぐに「サーキットの狼」(車好きの男性は知っているかなぁ?これが当時のスーパーカーブームの火付け役でした)の最新号を買いに行って,親に怒られたことも思い出しました(笑)。このたぐいの話を始めると,止まらなくなるので,今日は止めときます(苦笑)。と言うことで,標題の曲は,始業式号(!)に続いてまだ2日しかたっていないので,同じ「夢をあきらめないで」https://www.youtube.com/watch?v=4xUufRft9Hs
を新入生にも捧げたいです。本日をもって,令和4年度の富田中学校,386名の生徒がそろいました。明日からしっかりと,1日,1日を大切に邁進して参りますので,本年もよろしくお願いいたします。本年度も本校ホームページの一番下で(1番上は,給食の献立写真です。その日のお子様との話のネタに,そして夕食をお考えになる際に参考にしてください。献立表だけよりもイメージがしやすいと思います。小学校では多くの学校が献立メニューの写真を掲載していますが,中学校は割と少ないです。それも各校のHPのトップに置いているのは,私の知る限り全国でも希かと・・。保護者の皆様にHPを身近に感じてもらいたいと言う,単なる校長の好みです<笑>)細々と,つれづれなるままに想いを書いていきますので,よかったらバックナンバーも含めて,ご覧いただけたら幸です。本日入学された進入生の御家族がこのページにお気づきになるのは,いつなのでしょう(微笑)。それでは,本日の入学式の私の式辞を最後に掲載させて頂きます。(卒業式と入学式は式辞を見ながら話せるので,気が楽です)私が式辞を述べていた約8分間,子どもたちは大変立派な姿勢で,全員が顔をあげて聞いてくれていました。新入生のみんな,ありがとう。共に頑張っていきましょう。本当に富中は素敵なところですよ。
【入学式式辞】
広大な富田中学校のキャンパスから仰ぎ見る眉山の緑が美しく映え,校内のあちこちで花々が美しく咲き誇る,春爛漫の今日の佳き日,徳島市富田中学校へ入学されました,130名の皆さん,ご入学おめでとうございます。
保護者の皆様方におかれましては,高いところからではございますが,心よりお慶び申しあげます。
昨今の社会状勢を鑑みて,一部縮小しての実施とはなりましたが,このように無事,令和4年度の入学式が挙行できますことに,御理解・御協力を賜りました,全ての皆様に心より御礼申しあげます。
さて,新入生の皆さんは,本日,富田中学校の大きな正門をくぐり,中学校のキャンパスとしては,西日本一とも言われる,広大な本校の運動場や校庭を見ながら,これから始まる中学校生活に,期待と希望が満ちあふれていることと思います。
この富田中学校は,かねてより「天下の富田」と称され,徳島市の中心校の一つとして現在まで2万7千人以上の卒業生が,すばらしい伝統を築きあげてきました。2年生,3年生の在校生も,その伝統を受け継ぎ,学業を一生懸命がんばるのはもちろんのこと,学校行事や部活動にも全力で取り組んでいます。
みなさんも一日も早く,本校,富中の校風に慣れ,先輩たちと共に充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。
そこで,希望に満ちあふれた新入生の皆さんに,私からお願いがあります。皆さんは小学校高学年の頃から,新型コロナウイルスの影響を受けて,感染予防をしながら,様々な制限のある学校生活を送ってきたと思います。これは中学校も同じで,本校でも徹底した感染対策を続けています。
もうしばらくの間は,我慢や辛抱をしてもらう場面が,いろいろとあると思いますが,皆さんと皆さんの周りの人や,家族の健康を守り,安心で安全な学校生活を送るためには,全員がしっかりと感染対策に取り組んでいかなくてはなりません。
感染対策に十分配慮しながらも,富中での新しい出会いを大切にして,すばらしい友情を育んでいってください。
そして,皆さんは,富中生になったことをきっかけに,今年はいろいろなことに,積極的に挑戦していって欲しいと思います。もちろん挑戦すれば,失敗することもあります。むしろ失敗することの方が多いかも知れません。大切なのは,その失敗した時に,しっかりと振り返り,何が足らなかったかを分析することです。その振り返りが大きな力となりますから,あきらめずにくり返し挑戦して欲しいです。挑戦というと,何か新記録を目指すようなイメージがあるかも知れませんが,テストで良い点を取る,等ということだけでなく,今まで自分に足りなかったこと,わかりやすく言えば,小学校の時先生から注意されたこと,それを克服することもりっぱな挑戦です。人の話をよく聞く,そうじを頑張るなど,自分が今できていないことを早速目標に決めて,挑戦を始めてください。かつてどうだったかは,かまいません。今日からは児童で無く,生徒と呼ばれる富中生です。今日からの皆さんを私たちは,しっかり見て,そして寄りそい,支援していきます。そして,新しい友達ができるか不安に思っている人は,自分の周りにいる人の良いところを,たくさん見つけようとすれば,自然に友達は増えてきます。
皆さんが富中生として,仲間と共に,切磋琢磨しながら成長していく姿を,楽しみにしています。最後になりましたが 保護者の皆さまにおかれましては あらためまして お子様のご入学誠におめでとうございます。本日より,大切なお子様をお預かりいたします。私たち教職員一同,力を合わせて感染予防には最大限の配慮をしながら,子どもたち一人一人と向き合いながら,全力でサポートしていく所存です。
私たち富田中学校で働く教職員は,手前みそではありますが,本当にみんな仲が良く,お互いの年齢や経験に関係なく,助け合います。まさに「チーム富中」の名のもとに,一致団結し,安全で,安心な教育環境を提供して参ります。
どうか安心して,お子様を本校へ送り出していただくと共に,日々の学校の様子も聞いていただき,学校運営に際しましては,御理解と御協力を賜れますよう,心よりお願いいたします。
それでは新入生の皆さん,共にがんばって,一日も早く,すばらしい富中生になってください。本校の校訓はこの体育館の右上に掲げてありますように,「友愛自律互敬互譲」というものです。この意味は,これからいろいろな機会に聞くと思います。富中生は,何事にもこの後聴く,本校の校歌より先にできた応援歌と共に,この精神を大切にしています。今後AIがめまぐるしく発達し,社会がどのように変化しようとも,本校の校訓は,きっと精神的な支柱となって,皆さんを励まし続ける事と思いますので,早速今日は,「友愛自律互敬互譲」という校訓を覚えて帰ってください。
皆さんの「富中生」としての躍進に期待をして,式辞といたします。
令和4年4月11日 徳島市富田中学校 校長 大泉 計