4月19日（水）「ごあいさつ」～保護者・地域のみなさまへ～（学校長より）

～保護者・地域のみなさまへ～

　日頃は、本校の教育活動にご理解・ご協力頂いておりますことに、深く感謝申しあげます。私は、この4月から富田中学校へ校長として赴任しました、松尾真千子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

　今、富田中学校の校門から校舎に向かう通路には、パンジーの花が色とりどりに咲いており、心を和ませてくれています。ピロティに立つと、グラウンドや校舎から生徒の歌声や歓声が聞こえてきて、その度に、富田中学校の子どもたちに出会えた喜びをかみしめています。

　私は、今から30年ほど前、縁あって広島から瀬戸内海を越えて、徳島の地にやってきました。徳島の教員として初めての勤務校が、ここ富田中学校でした。徳島のことはもちろん、学校内のことさえよく分からなかった未熟な私を 子どもたちや教職員、保護者のみなさまや地域の方々が、温かく支えてくださったことが、今もなお心の中心にあり、私の教職人生の原点であり続けています。

　地域の方々に出会うたび、「富中の子どもたちをよろしく頼みます」「何と言っても天下の富中やけんな」「いざ行かん富田」と励ましの声を掛けてくださいます。どなたからも、伝統ある富田中学校への深い愛情と誇りを感じます。

　本校の校訓である、「友愛・自律・互敬・互譲」は、初代、岡本優太郎校長先生が、「君たちが友愛にあふれ、自律的であることを富中の誇りとしたい」と朝礼で言われたことばから、生まれたと聞いています。そして、「私も生徒である君たちを尊敬している」と言われた精神を、今も校訓として大事に受け継いでいます。

この校訓をもとに、今年度の教育目標は、

　～今を生き、未来を創る～

自他の「幸せ」（well-being:ウェルビーイング)のために

自分で考え、選択し、行動できる生徒の育成

としました。

　本校の校歌に、「光をめざす若人の希望は明し」とありますように、子どもたち一人一人にとって、未来に向かって大きく飛躍する1年間となることを心から願っております。そして、私たち教職員一同で力を合わせ、子どもたちから「この富田中学校で学んで良かった」、保護者のみなさま方から「この富田中学校で学ばせて良かった」、そう言ってもらえるよう、誠心誠意取り組んでまいります。

　ご家庭や地域のみなさまとともに、お子さまの「幸せ」のために、学校は努力を続けてまいりますので、今後とも、子どもたちの心強いサポーターとして、ご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申しあげます。

　 徳島市富田中学校長 松尾 真千子