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徳島市富田中学校

5月23日わくわくドキドキのチャレンジ「生徒も先生もみんなでファシリテーターになろう!」プロジェクト

 今年度、富田中学校では、互いを尊重し合う安心・安全な「対話」により、課題解決する力やチームで協働する力を養うため、「生徒も先生もみんなでファシリテーター※1になろう!」プロジェクトを進めています。

 現在、教育活動において「予測できない変化に受け身で対応するのではなく、主体的に関わり合い、その過程を通して自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすること」が求められています。

 

 その具体的な方法として、ファシリテーターの技術を磨くことは、今だけでなく将来において、子どもたちの未来を生き抜く力につながり、また教員もファシリテーターをめざすことが、生徒一人一人が本来持つ力を発揮し成長していくために、とても重要だと考え取り組むこととしました。

 このプロジェクトを通して、互いの意見を公平に聴き合い、認め合う「対話」に よって信頼関係を築きながら、チームで思考を深めたり課題を解決したりする技術を生徒も教員も学び身につけていきたいと思います。

 

 プロジェクトのスタートにあたり、5月23日の5・6校時に大阪から株式会社ひとまち代表取締役のちょんせいこさん※2をお招きして、1年生・3年生がファシリテーションの基礎を学ぶ授業を受けました。

 子どもたち全員が、ペアトークやグループ活動に生き生きと取り組み、新たな気づきや学びを得た素晴らしい時間となりました。体育館いっぱいに笑顔や温かなコミュニケーションが広がる風景を見て、改めて、富中の子どもたち一人一人が持っている力を実感し感動で胸が熱くなりました。

 

 修学旅行に行っていた2年生は、2学期にちょん先生の授業を行う予定です。2年生は、25日に充実した2泊3日の修学旅行を終え元気に徳島へ帰ってきました。一人一人が富中生としての自覚をもって行動できた最高の修学旅行となりました。

 🍀1年生、2年生、3年生、全ての学年の子どもたちの姿に勇気づけられるとともに、心から誇りに思います。富中生のみなさん、本当にありがとう!

 

※1一人一人の意見を生かし、合意形成や課題解決を進める話し合いの進行役。人が本来持つ力を引き出し、「対話」でチームワークを育み、共にゴールをめざします。※2株式会社ひとまち代表取締役。特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェロー。2003年にホワイトボード・ミーティングⓇを開発し、ビジネス、教育、医療、福祉、行政、ボランティア活動など多様な領域でファシリテーションの普及に取り組む。主な著書「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティングⓇ」(小学館)「13歳からのファシリテーション」(メイツ出版社)

 

ちょん先生「今こそファシリテーション」
「好きな生き物は?」「推しは?」「せーの、ダーダン!」
オープンクエスチョンの練習「というと?」
「エピソードを教えてください」情景を共有できる
質問の技カードを手に「うんうん、それでそれで」
黒ペン「もっとくわしく教えて下さい」
赤ペン「1番伝えたいことは?」
青ペン「これからどうしたい?」「どうなったらいいと思う?」
友だち紹介「○○さんは・・・」
聞いたことをそのまま書く→読んで返す→承認された安心感
「わたしの構成要素」にチャレンジ!わたしというと?
「聞きながら書く」にチャレンジ!ひたすら書きます
ファシリテーターは聞き役に徹します
聞いてくれてありがとう話してくれてありがとう
友だちの新たな面を伝え合い「へぇ!そうなんだ」
生徒も先生もファシリテーター
自分らしく生きていくために・・・「自己選択・自己決定」や「心の体力」を温めることの大切さ