1学期が終わり、いよいよ夏休みです。みなさんにとって、この1学期はどうでしたか?
4月10日には2・3年生の始業式、11日には入学式があり、1年生のみなさんを富田中学校に迎えました。3ヶ月半という期間の中で、新しい学級、新しい教室、新しい出会い、何もかもが新たなスタートの1学期でしたね。なかなか自分の思い通りにいかないあった時もあったことでしょう。時には、ひとりぼっちになったような寂しさを感じたこともあったかもしれません。それでも投げ出すことなく、スタートの1学期を乗り越え、こうして今日の終業式を迎えてくれたことを心からみなさんに感謝したいと思います。
特に1年生のみなさんは、初めての中学校生活で戸惑うことも多かったと思いますが、生き生きとそれぞれの個性を発揮して、素晴らしい成長を見せてくれました。1学年校舎に貼ってある、心にこもった願いごとの短冊を全員分読みました。1年生のみなさんなら、必ず願いが叶うと信じています。
2年生のみなさんは、どんなことにも前向きにチャレンジできるパワーがあります。5月の修学旅行では、まさにそのパワーを生かし、参加者全員が笑顔で修学旅行を終えることができました。沖縄の地で、命の重み、平和の尊さを肌で感じた学びを生かし、今後さらに力を発揮してほしいと願っています。
そして、3年生のみなさん。1学期、富中全体が落ち着いていたのは、3年生のみなさんの優しさ、誠実さのおかげです。運動会では、どの競技も一生懸命に取り組むまっすぐな姿が、1・2年生を引っ張ってくれました。本当にさわやかで、応援合戦も見応えある素晴らしい運動会になりました。市や県総体などの大会では、どれだけ点差が開いても、最後まであきらめずベストを尽くす姿に、何度も感動をもらい勇気づけられました。本当にありがとう!
全校生徒のみなさん、
この夏休みは、ぜひ「自分の中に,まだまだ眠っている可能性にチャレンジ」してほしいと思います。
「これから先、自分がどうありたいのか、どうなっていきたいのか」、中学卒業後をしっかり見据え、自分で選択し行動してください。
大切なのは、自分が選んだ選択が、「自分自身を、そして与えられた命を大事にできているか」ということです。私たちにとって,すべての富中のみなさん一人一人が、「かけがえのない、大事な,大事な存在だ」ということをどうか忘れないでいてほしいと思います。
生徒のみなさん全員が、元気に充実した夏休みを過ごせるよう心から願っています。9月1日の2学期始業式に、笑顔でみなさんに会えるのを楽しみにしています。