9月8日「大きな感動と笑顔あふれる最高の文化祭！」

Tomida Revolution ～最高の笑顔をもう一度～

🍀令和5年度富田中文化祭閉会式「学校長の講評」より🍀

今、言葉にならないほど、ただただ感動しています。この短い期間のなかで、こんな素敵な、こんな素晴らしい文化祭をよくぞやりとげてくれました。まさに、「TomidaRevolution～最高の笑顔をもう一度～」という文化祭のテーマにふさわしい大きな感動と笑顔あふれる文化祭となりました。

吹奏楽部の演奏は、いつ聴いても曲の世界に引き込まれます。この迫力ある演奏は、1日や2日ではできません。暑い日も寒い日も弱音を吐かず、黙々と練習に打ち込んできた吹奏楽部のみなさん。素晴らしい演奏をありがとう。

総体ハイライトでは、いろんな感動のシーンがまぶたに蘇ってきました。部活に打ち込み、自分と闘い、くやしさをバネに成長してきたみなさんの姿が、本当にまぶしく輝いていました。

少年の主張では、「言葉の力」と題して力強い弁論を見事にやりきってくれました。夏休みの間、どうしたらもっとこの思いを伝えることができるのか、自分と向き合い、努力を重ねてきましたね。本気の覚悟と思いがしっかりと伝わってきました。

1年生は「防災」をテーマに、よくストーリーを考え、工夫していて本当に感心しました。本番を見るまでは、一体どんな風に防災を表現するのかと思っていましたが、劇やムービー・ダンス・歌・リコーダー演奏で、命を守る行動の大切さや未来へつなぐメッセージを見事に表現してくれました。いつも1年生は、目の前のやるべきことに精一杯取り組み、その姿を見ている人たちを清々しい気持ちにしてくれます。一人一人が、それぞれの役割を一生懸命やりきってくれました。4月に入学式で出会った頃の皆さんを思い出し、そのたくましい成長ぶりにうれしさがこみ上げてきました。初めての文化祭での熱演、ありがとう。

2年生は修学旅行で訪れた沖縄、平和への思いを合唱、リコーダー演奏、エイサーで力一杯表現してくれました。一人一人の歌声やリコーダーの音色が、心に深くしみこんできました。エイサーも堂々としていて見応えがあり，とてもかっこよかったです。太鼓の音がひとつとなって，体育館全体に鳴り響き本当に感動しました。心に響き、心が動く、見事なステージを見せてくれた2年生のみなさん、ありがとう。2年生には、どんなことも前向きなパワーにかえる「チームワーク」があります。これから先，しっかりと3年生からバトンを受け継ぎ，学校の中心となって富田中をもっともっと幸せな学校にしてほしいと願っています。

そして、さすが3年生！中学最後の文化祭にふさわしく、どのクラスもそれぞれに個性にあふれていて、涙あり笑いありの最高のパフォーマンスで私たちを心から楽しませてくれました。本当にありがとう。思い返せば今から3年半前、3年生の皆さんが小学校の6年生としてスタートをきる直前に、コロナによる臨時休校が始まりました。それから3年以上、人が集まる行事は中止となり、大声で歌うことや向き合って話をすることはもちろん、近くにいることすら制限された時期が長く続きましたね。その時期を取り戻す勢いで、今日は，3年1組、3年2組、3年3組、3年4組、すべてのクラスが、伸び伸びとそのクラスならではの持ち味を思う存分発揮してくれました。

3年生は、ここぞというとき、思いに応えてくれる、心から信頼できる存在です。文化祭の練習中は，「本番までに仕上がるのだろうか」と不安だったときもあったと思います。ときには、練習が上手くいかなかったり、いらだったりしたこともあるでしょう。そこを見事に乗り越え、今日は最高のパフオーマンスを私たちに見せてくれました。これから先、いろんなことがあるだろうけれど、「大丈夫！あなたたちなら乗り越えていける」そう思えました。3年生のみなさんは、6ヶ月後には、この体育館、この場所で卒業式を迎え、それぞれの道へと巣立っていきます。きっと、今日のこの達成感が、これから先、卒業までだけでなく卒業後も、何度も皆さんを支え応援してくれるにちがいありません。どうか、友だちや先生方と過ごせる「今しかない」、そして「かけがえのない」富田中での学校生活を大事にしてほしいと願います。

有志の部にチャレンジしてくれたみなさん、かっこいいドラム演奏やバンド演奏、表現力のあるコントや全員で楽しめた歌、キレのあるダンスや美しい新体操、どれも引きつけられるパワーを感じました。一歩踏み出し「やってみよう！」とチャレンジしたみなさん、素晴らしい勇気です。今感じている充実感をどうか忘れないでください。

今日のこの日を迎えるために、音響設備や照明装置を運び込み、文化祭を全面的にバックアップしてくださった外部スタッフの方々，富田中の文化祭に鮮やかな彩りを添えて下さいました。心から感謝しております。そして、今日この日まで，毎日司会進行や会場準備、リハーサルに汗を流し動いてくれた生徒会のみなさん、文化祭を見事に成功させてくれて、本当にありがとう。私は、こんな素晴らしい生徒のみなさんや先生方と出会うことができ、富田中学校の校長であることを心から誇らしく幸せに思います。

今BGMで流れているミセスグリーンアップルの歌詞のとおり、富田中で出会えた人たちが一つになって、今しかない富田中の文化祭を創りあげることができた「今日という日は，ああ、なんて素敵な日なんだろう！」と感じます。「幸せと思える今日」も、たとえ「ぼろぼろになれている今日も」自分にとって意味のある素敵な日です。一日一日を大事に、みなさんには、これからも自分らしく輝いてほしいと願います。どうか、今日の文化祭での思い出を心の中でずっとずっと大切にしてください。今日の文化祭は最高でした！ありがとうございました。