2学期終業式~学校長あいさつより~
9月1日に始まった2学期も、今日が最終日となります。みなさんにとって、この2学期はどんな学期でしたか?
振り返ってみると2学期は、暑さを吹き飛ばす勢いで盛り上がった「文化祭」からスタートしました。今でも、各学年のすばらしいパフォーマンスが鮮やかに目に浮かんできます。
バスから手を振る楽しそうな笑顔が忘れられない、雨の中の「遠足」、歌声が体育館いっぱいに響いた感動の「合唱コンクール」、いろんな分野で活躍中の方々との出会いがあった2年生の「出前授業」、ちょんせいこさんと一緒に、オープンクエスチョンで聴き合った「ファシリテーション講座」、12月には新生徒会による「ウェルビーイングツリーの点灯式」。色とりどりのイルミネーションが私たちの心をほっこり温めてくれました。そんな行事があるたび、1年生も、2年生も、そして3年生も、「心がふるえる感動やドラマ」が数多く生まれました。やっぱり富中生は素晴らしいと感じます。本当にありがとう!
3年生は2学期から、「自分をみつめる社会とつながる」をテーマに「卒業プロジェクト」に取り組みました。まとめとして最後に、1人1人が本当に見事なプレゼンをつくり、自分の言葉で伝えてくれました。これから先、「未来に向かってどんな自分になっていきたいのか」、「何を大事にしてどう生きていきたいのか」、「どうすれば、自分だけでなく周りの人も幸せにできるのか」、世界の環境・平和・資源・動物の命についての提案、徳島の活性化プランやアィディア商品で起業する夢など、パワーポイントで発表資料を作成しプレゼンした人もいれば、詩や歌で表現した人もいました。プレゼンする3年生の頼もしい姿が輝いていて、本当に誇らしく涙が出るほど感動しました。プレゼンを聞いて、この子たちなら間違いなく、自分らしく、自分の道を切り開いていけると確信しました。
3年生のみなさんは、ますます自分と向き合う冬休みになりますね。
どうか、「自分のやれることはやったと胸を張れる」そんな冬休みにしてほしいと願います。それは、私に見せてくれた卒業プロジェクトのプレゼンのように、誰かと比べるものではなく、「自分らしく幸せな道を歩んでいくための挑戦」です。1人1人のチャレンジに心からエールを送りたいと思います。
2年生は特に2学期後半から、自分の進路を意識して、勉強や部活に対する姿勢が真剣で、とても前向きになってきたなと感心しています。さすが、頼りになる2年生です。
1年生は心も身体もぐんと成長しました。友だちと一緒に協力して積極的に取り組む姿が、本当に素晴らしいと思います。これからの成長が、ますます楽しみです。
早いもので、あと1週間で2023年が終わり、新たな年「2024年」が始まります。新たな年を迎えるにあたり、今年の自分はどうだったか静かに振り返りながら、こんな自分になりたいと思う姿をしっかり描いてほしいと思います。それでは、新たな年「2024年」の3学期始業式に、みなさんと笑顔で会えることを楽しみにしています。