4月9日「清々しい出会いの入学式」～ようこそ富田中学校へ～

　午前中に降っていた雨も上がり、春風が花の香りを運んでくるなか「令和6年度富田中学校入学式」が行われ、120名の新入生のみなさんが、富田中学校の生徒としての歩みをスタートしました。話を真剣に聞く態度や「起立、礼」などの動きがキビキビとしていて大変素晴らしく、清々しい気持ちで入学式を終えることができました。

🌸学校長式辞より（抜粋）🌸

　富田中学校へ入学した120名のみなさん、ご入学おめでとうございます。ようこそ 富田中学校へ！
本校の校訓である「友愛・自律・互敬・互譲」は、初代、岡本優太郎校長先生が、「君たちが友愛にあふれ、自律的であることを富中の誇りとしたい」と朝礼で言われたことばから、生まれたと聞いています。そして、「生徒である君たちを尊敬している」と言われた精神を今も校訓として大事に受け継いでいます。

　今日から富田中学校の一員となったみなさんには「これから先、幸せな中学時代、そして幸せな人生を歩んでほしい」心からそう願っています。ぜひみなさんも、この3年間をかけて、「自分にとって幸せとは何なのか。幸せに生きていくために、どんな自分になりたいのか」自分自身の心の声を聞き、問い続けてほしいと思います。その答えは、他の誰でもない、あなた自身の中にあります。富田中学校の3年間は、これから先の未来を自分らしく生き生きと「幸せに生きていく力」が育つ、かけがえのない大事な時間です。3年後にみなさんが、この富田中学校を卒業するその時に、どんな答えを見つけているのかとても楽しみにしています。

　今、皆さんの目の前には、初めての中学校生活へつながる「新たな扉」があります。この扉を開き行動するのは、自分自身です。どうか、扉を開ける前から「自分には無理だ」と決めつけて、自分の可能性に鍵(かぎ) をかけてしまうことだけはしないでください。人は誰もが一人一人、必ず力を持っています。新入生のみなさんはもちろんのこと、この会場にいるすべての方が力ある存在です。そう信じて、本来持っている力を発揮できるよう、勇気づけていくことを「エンパワメント」と言います。

　富田中学校は、誰もが「よし、やってみよう！」と、新たな可能性にチャレンジできる場所です。うれしいときも、辛く苦しいときも、必ずつながる仲間や先輩たち、先生方がいます。そして、生徒も教職員も、保護者や地域の方々も、みんなで未来の幸せをつくっていけるところです。本日、新入生のみなさんを迎えて、富田中学校はさらに「勇気と力が湧いてくるエンパワメントな学校」をめざして進んでいきたいと思います。あなたにしかつくりあげることができない、色とりどりの中学時代の物語が、今日始まります。これまでの自分にしばられることなく未来への扉を開け、これから始まる中学校生活のなかで、ぜひ新たな自分に出会ってください。私たち富中教職員は、みなさんの可能性と成長を信じ、一人一人のチャレンジを全力で応援していきます！