2月7日(金)の午後,文部科学省アントレプレナーシップ(起業家精神)推進大使派遣事業による講演会を体育館アリーナで開催しました。
講師には,国内はもとより世界で活躍されているWOTA株式会社代表取締役の前田瑶介さんがお越しくださいました。
小中学生のころに続けていた「クモの研究」から自然科学分野への関心を深めて脇町高校でも科学部で活動され,東日本大震災での経験を通じて日本の水問題に注目して,東京大学・大学院在学中には「水循環型社会」の実現をテーマとした研究を重ねました。
その後,アフリカのマサイ族や中国のスラムなどにも足を運び,現地での水事情を直接体験する中で,「起業」へと進んでいったこれまでの歩みについて,多くのスライドを用いてわかりやすくお話くださいました。
前田さんの会社:WOTAが製造した小さな機械は,水の再利用を実現させたそうです。
「きれいな水」によって言葉を越えて世界とつながり,人々が困っている水問題を解決させ,たくさんの幸せを生み出しているということを,終始笑顔をたたえながら話された前田さん。ご自身の経験を踏まえて「目的を持つことの大切さ」についても教えてくださいました。
生徒たちは終始真剣なまなざしで前田さんのお話を聴き,その魅力にひきこまれていました。
講演後,次から次へと手が挙がった多くの質問にも前田さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
「何をしたいのかという目的の大切さ」「世界をより良くしたいという情熱の大切さ」を語られる前田さんの姿から,Well-beingについて考え実践している私たちは,チャレンジし続ける勇気とパワーをいただくことができた一日となりました。