11月13日(木)の午後,二つの学年でICT活用のモデルとなる授業風景を,視察来校された先生方に公開しました。これは,本校が昨年度より徳島県教育委員会からの指定を受け研究を重ねている「次世代の学校・教育現場を見据えた教育DX推進事業」の一環です。
2学年では,総合的な学習の時間に,修学旅行準備としてロイロノートやCanvaを活用して「沖縄パンフレット」を作成しており,クラス内での発表前にグループで校正・改善する場面を2学級で公開しました。生徒たちは,オリジナリティーを生み出すために意見を出し合い,ツールを最大限に生かそうと試みていました。
3学年では,美術の授業で,革を素材として自身の生活を彩るようなレザークラフト作品を製作しており,その学びにはMetaMoji ClassRoomが活用されています。公開授業では,友達と情報共有することで自らの作品をより良くしようと試行錯誤する姿を,参観の先生方にもご覧いただきました。
今年度,「自走する学習者」の育成を目標に,全校挙げて取り組む教育DXの実践では,タブレット端末の活用にファシリテーションの手法を織り込んで進む「富中ならでは」の学習風景が繰り広げられます。公開された授業を始め様々な教科等でも積極的に取り入れられて,子供たちと指導する教員がそれぞれに成長できる豊かな時間を生み出しています。