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GIGA

お知らせ

徳島県ICT活用モデルを踏まえた授業実践

令和7年度のとくしまGIGA推進月間における、本校の授業実践事例を紹介します。

国語科授業実践紹介:『それでも、言葉を』(鷲田清一)を用いたICT活用授業

―― 徳島県ICT活用モデル(M段階)を踏まえた3時間の学習実践 ――

1 本実践の概要

本校3年国語科において、鷲田清一『それでも、言葉を』を教材に、徳島県ICT活用モデルのM段階(比較・関連付け・協働的な思考の可視化)を取り入れた3時間の学習を実施しました。初発の感想の共有と、言葉にまつわる成功体験・失敗体験の振り返りを通して、現代社会における言葉の問題を主体的に考える授業となることをねらいとしました。

2 授業のねらい

(1)初発の感想を共有し、多様な受け止め方に気づく。
(2)自身の言葉の体験を教材と関連付け、言葉の持つ可能性と課題を考える。
(3)ICTを活用した意見の可視化を通じて、協働的に思考を深める。

3 学習の流れ

【1時間目】初発の感想を共有し、読みの観点をつくる

・本文を読み、初発の感想(心に残った一文・理由・全体の印象)をMicrosoftFormsで入力しました。
・電子黒板に投影して全員の感想を可視化し、似た意見の共有を行いました。
MicrosoftFormsからクラスのデータをExcelデータとしてダウンロードし、授業者がMicrosoft Copilotを使い、クラスの感想の傾向を分析しました。その中から観点を抽出し、今後の読みの課題として設定しました。

Forms入力

【2時間目】筆者の考えを要約する。

・前時に出てきた本文中の読みの観点となる事柄についてMetaMojiワークシート上に要約し、クラスで共有しました。

電子黒板に投影

【3時間目】言葉の成功/失敗体験と教材をつなぐ

・自分自身の言葉に関する体験を振り返りながら、「それでも、言葉を」という題名に続きがあるとしたら、「それでも言葉をどうするべきか」自分の考えを記入しました。
・クラスの生徒の体験をまとめたページをお互いに見られるモードにして可視化し、生徒が自分のグループの生徒と「自分の体験と筆者の考えのどの部分が関連するか」について話し合いができるようにしました。
・グループごとに、現代に生きる自分たちが抱える言葉の課題とその解決の方向性をMetaMojiワークシートにまとめ、発表しました。

4 まとめ

今回の学習では、ICTを活用した意見の可視化が、言葉に対する多面的な理解を促す効果を高めたように思います。今後も、生徒が自身の経験と教材を結び付けながら思考を深める授業を継続していきます。