教育長メッセージが更新されました。

教育長メッセージ~今年度の「終わり」と「次への始まり」に向けて~

保護者、市民の皆様へ

日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
令和5年度のまとめの月となりました。市内学校(園)の卒業(園)式が、徳島市立高等学校では3月1日(金曜日)、中学校では3月8日(金曜日)、小学校では3月14日(木曜日)、幼稚園では3月15日(金曜日)に行われます。また、3月22日(金曜日)には修了式を迎えます。子どもたちにとって卒業(園)式・修了式は、区切りとしての「終わり」と「次への始まり」でもあります。区切りを迎えるにあたり、これまでをふり返ると、コロナ禍の3年間は、生活が一変し、日常の当たり前が奪い去られる日々を過ごした幼児・児童・生徒の皆さんは、改めて、当たり前に友達と関わり合える喜びをより強く感じる経験をし、たくさんのことを学び、成長したことと思います。
保護者・地域の皆様方には、これまで、制限のある各種行事・活動を含め、本市教育活動にご理解、ご支援いただきましたことに改めてお礼申しあげます。

 令和6年の始まりとなる元日に能登半島地震、2日には航空機事故と、衝撃的な災害や事故が相次いで起こりました。1月のメッセージで「地震の復旧や救済に対し、今何ができるか考えたい。そして皆さんにも考えてほしい。」と伝えましたが、その後、学校(園)・生徒会・行政等、様々な立場で、備えや対応の検討を含め、義援金やボランテイア派遣等、支援の輪が広がっています。

 これからの社会を生き抜く「生きる力」を育むためには、社会で起こる出来事を、自分ごととして捉え、考え、気づきや学びを深めること。そして、他者との対話や協働、物事を柔軟に、前向きに考えるたくましさ等が重要となります。コロナ禍の経験や災害への対応が、様々な気づきや学びをもたらし、子どもたちの次へのステップに繋がることを願いつつ、本市教育活動においても、自然災害や事故対応を含め、幼児・児童・生徒の学力・体力向上・豊かな心の育成において、更なる工夫と充実に努めて参りたいと思います。

 「次への始まり」に向け、3月5日(火曜日)・6日(水曜日)には、公立高校一般選抜入試が行われます。新型コロナウイルス・インフルエンザの流行も、まだまだ心配ですが、引き続き、ご家庭でもお子様の健康観察を重視していただき、今年度の「終わり」と「次への始まり」に幸多きことを願っております。

徳島市教育委員会教育長松本賢治

https://www.city.tokushima.tokushima.jp/kosodate/school/massage/kyouikumesee.html