教育長メッセージ

教育長メッセージ ~あけましておめでとうございます。~

保護者、市民の皆様へ

 

 あけましておめでとうございます。市民の皆様、保護者の皆様、幼児児童生徒の皆さんにおかれましては、穏やかな年の瀬、お正月をお過ごしだったことと拝察いたします。
1年前は能登半島で災害が発生し、今なお復旧ができていない状況が続いています。今の自分が何をすることで、自分も含め周りの人たちが幸せな生活を送ることができるかを考えてほしいと願っています。

 昨年12月27日に公立高校普通科の学区制見直しを検討する「通学区域制に関する有識者会議」が行われ、移行措置や撤廃時期について意見が出されました。移行措置として「城南、城北、徳島北の3高校の学区外からの流入率を令和8年度の入試から段階的に引き上げること。徳島市立高校は徳島市の意向を踏まえて流入率を決定すること。」としました。撤廃時期については、今の小学校6年生または5年生が高校進学時に全県一区とする2案が提案され、出席委員15人中8人が「今の小学校5年生からが適当であろう」との意見でした。
今月下旬に第6回有識者会議を開き、提言案をまとめる予定となっています。提言案は報道で紹介されますが、加えて、関係する小中学校生には学校を通じて報告いたします。

 新年1日、3日には「二十歳を祝う会」に参列しました。二十歳の若人たちの態度は凛として、立派な儀式的な日本の行事になりました。お礼の言葉で、「これから社会貢献できる人間になれるよう成長していく。」と力強い言葉で締めくくられたときは、感動して胸も目頭も熱くなりました。こうした感動を得られた私にとって、やる気が漲(みなぎ)ってきたすばらしい1年のスタートになりました。ありがとうございました。

 さて、幼稚園、小中学校、徳島市立高等学校の皆さんは、それぞれに新年の誓いや目標を立て、夢をふくらませていることでしょう。
これから受験をむかえる皆さんは、家族や学校の先生などからとても大きな期待が寄せられています。試験まであまり日数はありませんが、一日の時間の使い方しだいでまだまだ時間はあります。これまで積み重ねてきた努力を信じて、一日一日を大切に過ごしてください。保護者の皆様は、お子様が過度なプレッシャーによって気持ちが重苦しくならない程度に生活でき、力が発揮できるよう支えていただきたいと願っています。

 1月8日、第3学期の始業式を迎えます。学校はいつでもお子様を迎え入れる準備はできています。お子様が充実した学期となりますよう、また、1年のまとめの学期となり、上級学校、上級学年へのつなぎの期間となりますよう、引き続き、学校教育を充実、推進してまいります。
季節性のインフルエンザが猛威をふるっています。手洗い、うがいなど基本的な感染予防対策をお願いします。

 徳島市教育委員会 教育長 松本賢治