教育長メッセージ~有意義な夏休みに~

保護者、市民の皆様へ

日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。

 今年度の第1学期は、本日終了いたします。今年は梅雨明けが早く、例年以上に高温多湿で熱中症や衛生面等に気をつけながら、学校生活を過ごしました。幼・小・中・市高の様々な園・学校行事におきましては、ひとえに関係者の皆様のおかげで実施することができました。

 明日からは、子どもたちの生活の中心が家庭になります。夏休みの意義の一つは、自主学習や体験活動を通じて一人一人の興味や関心を深め、人としての成長を促すことです。性格や能力、個性等が異なる一人一人が、貴重な体験をし、次の言葉を参考にしながら、有意義な夏休みになることを強く願っています。

 13日(日曜日)にアスティとくしまにおいて、JAXA古川聡宇宙飛行士の講演会がありました。演題:宇宙飛行士が見た“挑戦の価値”~限界を超えるためのヒント~の中で、この夏休みに子どもたちが参考になる部分を紹介します。

  『重要なことは「できる」と思うことです。あきらめないこと。「できない」と自分で思い、心にブレーキをかけないことが大切です。』(とは言っても誰もが大谷選手のようなホームランを打てるわけではないので、ときに現実的な判断が必要かもしれません。その際、いろいろなことを試して、自分の得意を生かしていくことが大切です。)「夢の実現」や「志のもち方」をわかりやすく説明してくれました。

 さて、昨日は大雨警報が発表されました。今後も地震や風水害などの災害が起こる可能性も考えられます。また、「熱中症特別警戒アラート」の運用が進められるなど、未曾有の暑さへの対応も必要とされています。各家庭におかれましては、気象庁や環境省などから出される情報等をご活用いただきながら、安全安心な夏休みを子どもたちが過ごせますようご協力お願いいたします。

 徳島市立高校は8月29日(金曜日)、幼稚園及び小学校、中学校は9月1日(月曜日)から第2学期です。園・学校は子どもたちを笑顔で迎えられるよう待っています。元気な姿で登園・登校することを心から願っています。

 徳島市教育委員会教育長松本賢治