教育長メッセージ～夢ひろがる新学期を迎えて～

保護者、市民の皆様へ
日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
今年も徳島中央公園や眉山、西部公園、学校等の桜が咲き誇り、人々を魅了させてくれています。令和6年度の始まりとして、4月8日（月曜日）午前中に幼稚園、小学校、中学校、徳島市立高等学校の第1学期始業式が行われます。入学（園）式は、徳島市立高等学校が4月8日（月曜日）午後、小学校が4月9日（火曜日）午前、中学校が4月9日（火曜日）午後、幼稚園が4月10日（水曜日）午前に挙行されます。進級や入学（園）されます幼児児童生徒の皆さん、保護者の皆様、誠におめでとうございます。

　皆さんは、昨年5月にコロナが5類となり、多くの行事や活動が復活し、感染症対策をしながら力いっぱい取り組んでこられました。先生方も、コロナでできなかった行事や体験活動をなんとか工夫して実施するよう取り組んできました。この数年間、保護者の皆様の気遣いも計り知れないものがあったことと拝察いたします。しかし、コロナは終わってなく、インフルエンザ等の感染症も時期を問わず流行しています。まだまだ不安定な状況は続きそうですが、先生方や保護者の皆様が一丸となって、幼児児童生徒の安心安全のため、力を合わせ、感染症対策に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。

　先日、宇宙飛行士の古川聡さんが国際宇宙ステーション（ISS）「きぼう」での滞在を終えて地球に帰還したニュースを見ました。古川さんは記者会見で、およそ半年間にわたる滞在を振り返り、「自分の故郷は地球だと思うようになった」と感慨を語りました。古川さんは、子どもの頃から宇宙飛行士になるのが「夢」で、それを実現し実行されている方です。大リーグの大谷翔平選手も「夢」を実現したことで有名ですが、それにも匹敵する歴史に残る人物です。今回、搭乗したクルードラゴン宇宙船運用7号機（Crew-7）は、すべてのメンバーがそれぞれ違う国から来ていたらしく、それぞれの国の宇宙食を持ち寄って食べるなど仕事だけでなく生活の面でもとても楽しい充実した半年間だと振り返られていました。

　4月8日（月曜日）から学校生活が始まります。担任の先生やクラスのメンバーが新たになるかもしれません。クラスメイトと一緒に学校生活が始まります。皆さんには、お互いの人権を尊重し、それぞれが「夢」に向かって力いっぱい進んでいってほしいと思います。
保護者、市民の皆様には、引き続き、本市の教育推進にご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

徳島市教育委員会教育長松本賢治