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校長室から

一人ひとりが輝き たくましく「生きぬく力を」

新型コロナ感染症対策における学校でのマスク着用の考え方は,教育活動に当たって着用を求めないことが基本となりました。また5月8日には第5類感染症に移行されたことにより,衛生面に十分配慮しながら,学校行事等コロナ禍前の教育活動が徐々に再開されつつあります,学校中で子どもたちの意欲的な活動を目にする度,私たち教職員は大きな喜びを感じています。このまま,通常の学校運営が継続できることを願うばかりです。世界中を大混乱に陥れた新型コロナウイルス感染症への対応は,これまで私たちが経験したことのない危機的状況の中で,学校現場においても,「どのような行動をとるべきか,ベストかどうかは定かではない中でのよりベターな手段の選択」の連続であったと思います。
今の子どもたちが大人になる近い将来は,新型コロナウイルスの蔓延や相次ぐ自然災害,急速なテクノロジーの発達など,予測の難しい時代だと言われています。そのような変化の予測が困難な時代を子どもたちがたくましく生き抜くために必要な資質・能力の1つに未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」があります。この資質・能力は,社会や生活の中で直面するような未知の状況の中でも,その状況と自分との関わりを見つめて具体的に何をすべきかを整理したり,その過程で既得の知識や技能をどのように活用し,必要となる新しい知識や技能をどのように得ればよいのかを考えたりするなどの力であり,変化が激しく予測困難な時代に向けてますますその重要性は高まっています。
そこで令和5年度の本校の研究主題を,今までの研究を継続・発展させるため,昨年度に引き続き「思考力・判断力・表現力の育成を目指した指導方法の工夫~効果的なICT機器の活用を目指して~としました。
この1年間,全教職員で力を合わせ,子供たち一人ひとりが輝き,校訓「生きぬく力を」を培っていけるように取り組んでいきたいと考えています。
「やる気いっぱい笑顔いっぱい元気いっぱい」の八万南小学校のスローガンのもと,「児童ファースト」でチーム一丸となり取り組んでいきたいと思いますので,保護者・地域の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

令和5年5月八万南小学校長大知大