保護者、市民の皆様へ 令和7年2月28日
日頃は徳島市の教育推進に、ご理解ご協力を賜り、ありがとうございます。
令和6年度のまとめの月を迎えようとしています。市内学校(園)の卒業(園)式は、徳島市立高校は3月1日(土曜日)、中学校は3月7日(金曜日)、小学校は3月13日(木曜日)、幼稚園は3月14日(金曜日)に挙行されます。
3月24日(月曜日)には在校生は修了式を迎えます。発達段階は異なり、個人差はありますが、子どもたちの1年間の学習面、生活面等の成長は著しく、次年度の準備ができていることでしょう。
徳島市立高校の3年生で受験に臨む生徒がいます。受験生にとって良い結果がでることを祈っています。公立高校一般選抜の検査は3月4日(火曜日)が筆記、5日(水曜日)が面接です。普段の力を出せるよう体調を整えて臨んでください。
徳島県内の県立高校普通科の学区制を見直す「通学区域制に関する有識者会議」の最終会合が1月29日(水曜日)に行われました。まず、現小学校5年生が受検する高校入試から学区制が撤廃され、全県一区になること。次に、学区制撤廃までの移行期間については、令和8年度入学者選抜から徳島市内の城南、城北、徳島北高校の3高校の流入を現行の12%から段階的に引き上げて14%とすること。その後の引き上げについては、入試結果を踏まえて県教委が決めること。最後に、徳島市立高校については、徳島市の考えのもと県教委と相談して決定すること。これらについて、本年度中に徳島県教育長に提言される予定です。
さて、「会うは別れの始め」という言葉があります。出会いには必ず別れがあるのが常であり、この時期は理屈ではなく多くの感動で涙する児童生徒と先生の姿を思い浮かべます。最高の出会いと別れに感謝します。そして、4月からは新たな出会いがあります。子どもたちが充実した年度終わりと年度始めになるよう、一人ひとりに気を留め、生徒指導に空白をつくらないよう、学校教育を推進してまいります。
減少傾向にあるとはいえ、まだまだ新型コロナウイルスや季節性のインフルエンザについて心配しています。うがいや手洗い等の感染予防や季節の変わり目になりますので、大人も子どもも健康観察を怠らぬよう生活していきましょう。
徳島市教育委員会教育長 松本賢治