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小松島市新開小学校校舎の全景

藍のたたき染め体験 ~青は藍より出でて藍より青し~

 7月8日、4年生が総合的な学習の時間に、藍のたたき染め体験をしました。新開小学校の先輩でもある松村さん、津川さんから丁寧に教えていただきました。今年は学級園で種から育ててきた藍の葉を使用しました。前半の授業の中で、小松島には紺屋(こんや)といわれる布を染める店が70軒ほどあったことや、有名な徳島県の藍は喜ばれ、全国でも使われていたこと、小松島の海の砂を混ぜて染められたことなどを教えてくれました。特に濃い色を出すには布をよくたたいて藍を染み込ませる必要があり、たたく作業を「かつ(搗つ)」ということから、サッカー日本代表のユニフォームは勝ち色と呼ばれる藍色が選ばれているという話もしてくださいました。後半は学級園で育てた藍の葉を自分で取ってきて、たたき染め体験をしました。白いハンカチに、レイアウトを考え葉をはさみこみ、瓶の底を使い、たたいて葉の液をハンカチに染み込ませました。ドライヤーで乾かした後、水の中で葉を洗い流し、石けんでもみ洗いをすると緑色から青みがかった色へと変わっていきました。オリジナルハンカチの完成です。今日は2人の先輩から藍のことや小松島のことなどを教えていただきましたが、みなさんの中からも、2人を超えるほど藍のことや小松島のことを深く学び、未来への伝承者が育ってほしいと思います。松崎さん、津川さんありがとうございました。