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助任小学校の校門風景

教育長メッセージ(11月4日)

「皆既月食+惑星食」と「アルテミス計画」

 日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
8月の下旬をピークに猛威を振るった新型コロナウイルスは減少傾向をたどり、現在、社会経済活動の大幅な緩和で、学校教育活動も地域の状況に応じて活発になってまいりました。徳島市立高等学校の60周年記念式典、修学旅行や遠足、「とくしま教育の日」に関わる授業参観など、関係各位には重ねまして、園学校教育活動のご協力に感謝申しあげます。

 さて、すでに学校で学習したり紹介されたりした学校があるかもしれませんが、今回は「皆既月食と惑星食のコラボレーション」、「アルテミス計画」について紹介します。

 皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並んだ時に起こる現象を言います。今回は、皆既月食に加え、月が天王星も隠してしまう極めて珍しい天体ショーで、同時に観られるのは、1580年以来、442年ぶりだそうです。11月8日(火曜日)午後7時16分頃から午後8時42分頃まで楽しめるようです。なお、気象情報専門チャンネル「ウェザーニュースLive」では徳島を含む国内5カ所から生中継されるもよう。なお、次回、日本で皆既月食中に惑星食(土星)が起こるのは322年後だそうです。

 次に、アルテミス計画の宇宙船オリオン打ち上げについてです。何回か延期されている打ち上げは、早ければ11月14日(月曜日)に予定されています。自分の名前を載せたロケットが月を周回し、地球に帰還することを楽しみにしている児童生徒がいると聞いています。壮大なアルテミス計画の第一歩の成功を祈るばかりです。

 天体ショーやオリオン打ち上げを家庭内での会話の一つに入れてもらえると嬉しく思います。児童生徒の皆さんには、ぜひ、天文学を含む自然科学の一部に興味をもってほしいと願っています。

 秋の深まりと共に、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行も心配されております。ご家庭でも、引き続き、お子様の健康観察や予防行動を重視していただき、感染防止対策等にご協力をお願いいたします。

 
徳島市教育委員会教育長松本賢治