山城小学校は、明治19年川口尋常小学校として開校して以来、今年で創立132年という歴史と伝統に輝く学校です。学校は山の中腹にあり、学校下の道路から150段という長い石段を登ったところに運動場があります。校舎は、狭い敷地を生かして、運動場から斜面に沿う形で、階段状に6階建ての造りとなっています。校舎の窓からは、「国見山」や清流四国三郎「吉野川」を望むことができ、まさにお城をイメージする美しい学校です。近年、吉野川でラフティング世界大会が開催され、その魅力を全世界に紹介することができました。
このようなすばらしい自然と保護者の皆様の深い愛情、地域の方々の温かいご支援のおかげで、子どもたちは明るく素直にやさしく、のびのびと育っています。本校では、学校教育目標「一人一人が輝くエンパワメントな学校」のもと、めざす子ども像「考える子ども」「助け合う子ども」「きたえる子ども」を掲げ、様々な取組にチャレンジしていきたいと思います。今年度も、歴代の教職員・保護者・地域の方々によって築かれてきたよき伝統を継承しながら、新しい教育の創造に全力で取り組んで参る所存です。
一人一人の良さを認め合い、仲間とともに伸びていく子ども。明るく元気で、常に教師力を高めようと努める教職員。すばらしい教育資源を惜しみなく提供してくださる保護者・地域の方々。子ども、教職員、地域の力が一つになり、対話とポジティブフォーカスでつながる「エンパワメントな学校」をめざして参ります。皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申しあげます。
令和6年 4月1日 山城小学校長 磯村 淳