令和6年6月19日(水)
1年生が「総合的な学習の時間」を活用して、防災学習の一環として「防災教室」に参加しました。
美馬市防災士7名の方々を講師としてお迎えして「防災教室」を行いました。
はじめに、防災士の方から今年1月1日発生した能登半島地震について、その災害の状況や被災された方々の様子をスライドを交えて教えていただきました。地震による断層や、土地の隆起による海岸線の後退など詳しく教えてくださいました。
その後、生徒たちは「もし災害が発生し、江原中学校が避難場所になった場合自分たちにできること」について考えて自分の意見を交換しました。意見交換には、タブレットを活用してMetaMoji
で意見交換を行いました。
最期に、「防災教室」の学習を通して考えた自分の思いをまとめて発表しました。
〇防災教室の様子
防災学習の授業を受けて、生徒からは次のような意見が出されました。
〇避難所での問題点
・救助隊や救援物資がすぐには届かない。
・入浴などが難しくなる。
・食料や飲み物の不足が考えられる。
・ライフラインが使えない(地震の情報が把握できない)。
・男女差別の問題が心配される。
・小さい子供や高齢者への差別も表れてくるかもしれない。
・プライバシーが確保できない。
・衛生面に問題が出て、病気が目蔓延する。
・トイレの整備が難しい。
・被災者同士のトラブルも発生しやすくなる。
などさまざまな意見が出されました。
〇自分たちにできること
・自分より小さい子のお世話をする。
・高齢者や妊婦さんのことを配慮する。
・生活する上で助け合いを大切にする。
・自分のことだけじゃなく、他人の気持ちを考える。
・避難所でルールを作る。
など、避難所での生活で自分にできることを一人一人が真剣に考えることができました。
近い将来、我々が住む地域でも大きな地震が発生する可能性が高まってきています。もし、被災したとしても助け合いながら「ともに生活ができる」と感じました。
今回の防災教室の様子は、テレビトクシマ111ch・121ch「情報番組(ステップ)」6月21日~23日に放送されるようです。
講師としてきてくださり、素晴らしい学習の機会を与えてくださった防災士の方々、本当にありがとうございました。