9月9日(火)
地震とそれによる火災を想定した避難訓練を行いました。今回は、生徒には予告せずに行いました。
6時間目の途中に突然「今、地震が発生しました。命を守るように机の下に隠れてください。」との緊急放送を入れました。生徒は多少驚いた様子でしたが、素早く机の下に潜り込み、机の脚をしっかりと持って体を守る行動をとることができていました。次に、地震が収まるまで待機し、揺れが収まって避難と、順次流れてくる放送に耳を傾けて安全に避難行動がとれていました。
〇避難訓練の様子
生徒たちは放送を聞いたときに、しっかりと命を守る行動ができていました。避難時も「お:押さない、は:走らない、し:しゃべらない、も:戻らない」をしっかりと守って避難することができました。体育館に集合後もまじめに静かに次の指示を待つことができました。
地震はいつ、どこで、どのタイミングで発生するかは分かりません。しかし、確実に巨大地震は発生すると予想されています。もし発生したときに一人一人がどのように行動するのかをあらかじめ考えておくことが大切です。自分たちの家も被害に遭うこともあるかもしれません。また家族が一緒にないときもあります。そんな時には家族とどこで落ち合うのかを確認しておくことも大切になってきます。今回の避難訓練をきっかけにして、家族でも地震が発生した時の行動を決めるように話し合って欲しいと思います。
また、校長先生からは、「フェイズ・フリー」の考え方のお話を聞きました。日常と非常時の区別をつけることなく、普段の生活の中で自分の命や周りの命を守るための行動や生活習慣を身に付けることの大切さについて話してもらい、普段から「周りからの話はしっかりと聞き取る」、「聞いた内容を理解し、判断する」、「服装を整えて、いざというときに素早く動けるようにしておく」など基本的な生活習慣がそのまま非常時の避難行動にも生かされていくと話してくれました。
災害は起きるのだという意識を持ちながら、普段の生活を整えられて、今回の避難訓練が生かされることを期待しています。