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えはら中学校

人権講演会(全学年)

令和7年10月17日(金)

 5・6時間目に、ノンフィクションライターとして活躍されている角岡伸彦さんを講師としてお迎えして人権講演会を行いました。

〇人権講演会の様子

1
講師紹介
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講師の角岡伸彦さん
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サイボシの準備
4
サイボシの試食
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講演の様子
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生徒代表お礼の言葉

 講師の角岡さんからは、部落問題について話をしていただきました。これまで自身が部落問題と関わってきた思いや、家族に対する思いなどを語ってくれました。また、部落問題に対する認識についても話してくれて、部落差別は「哀」の部分だけではなく、「喜怒哀楽」があり、関わりの観点からも人と文化について考えることも大切だと教えてくれました。様々な人との出会いや文化を知ることが部落差別や様々な差別をなくしていく一つだということ、その中で「関係性」を持つことが重要で、「関係ないと思わない」考え方が必要だと話してくれました。また、一つの文化を知り、関わる意味で、「サイボシ(馬の肉を燻製にした食べ物)」を紹介してくれて、試食までさせてくれました。食文化に触れることで部落問題と関わるきっかけを作ってくださいました。「サイボシ」はとても味わい深く、おいしかったです。大阪の「かすうどん」についても話してくれました。

 お話はとても分かりやすく、時々楽しい話もはさんでくれて、笑いも起こるような温かい雰囲気の中での人権講演会でした。

 生徒にとって、いつも教室で行っている部落問題学習とは違った雰囲気の中で、新たな知識や考えを深められる学習となりました。講演後の質疑応答では生徒の方からたくさんの質問が出て、部落問題について深く考える機会になっていたのだろうと感じました。これからも部落問題や様々な人権問題について自分との「関係性」を考えることや「関係ないと思わない」生き方を続け、差別解消に向けて取り組みんでいきたいと思いました。

 角岡さん、とても素晴らしいお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。