「油断」の語源になっているといわれる、1200年もの間、消えることなくともし続けている火が、比叡山延暦寺にあります。聞くところによると、油を注ぐ担当者は存在しないそうです。お寺の全ての人が、火を消してしまわないように気がついた人が油をつぎ足しているとのことです。
先日、生徒会役員の引き継ぎ式がありました。生徒会役員が続けてきた活動の1つにホワイトボードメッセージがあります。これまでの生徒会役員は、生徒玄関にあるホワイトボードにメッセージを欠かすこと無く書いてくれました。まさに、延暦寺の火を守るように、気がついた人が自分の言葉で綴ってくれました。新生徒会になっても引き継いでくれるものと思います。
延暦寺の全ての人が、火をともし続ける役目をもつ当事者であるように、選挙で新役員を選んだ、全校生徒が生徒会に責任をもつ当事者です。「よりよい高浦中学校にするために」とあいさつした新生徒会長の言葉を実現するために、全校生徒が当事者意識をもって生徒会活動に取り組んでほしいです。
高浦中学校の伝統の火を消さないために。