和の広場(6/19)

校内人権意見発表会がありました。6名の代表者が自分の思いを語ってくれました。また、発表を聞いた感想や自分の思いを多くの人が発表してくれました。

心に響く本当に良い時間を過ごすことができました。

以下は、講評で伝えたかったことです。

「共に磨き合う」ことについて

「人は一人では生きていけない」という言葉を聞いたことがありますか?これは、食べ物や住む場所のことだけではなく、心の在り方についても大切なことを伝えています。

私たちは毎日、たくさんの人と関わりながら生きています。家族、友だち、先生、地域の人…。その中で、楽しいこともあれば、時には意見が合わなかったり、イライラすることもあるかもしれません。でも、実はそうした人との関わりの中でこそ、私たちの「心」は磨かれていくのです。

たとえば、ある友だちが困っているとき、あなたが声をかけて助けてあげたとします。すると相手は「うれしい」「助かった」と感じ、あなたの優しさに気づきます。反対に、自分がミスをしてしまったとき、誰かが「大丈夫だよ」と声をかけてくれたとき、あなたも「次は頑張ろう」と前向きな気持ちになるはずです。

心は一人ではなかなか成長しません。人と関わり、失敗し、時にはぶつかり合い、そして理解し合う中で、少しずつ広く、深くなっていきます。たとえば、ある日誰かに傷つくような言葉を言ってしまったと気づいたとき、それを反省し、次はもっとやさしい言葉を選ぼうと努力する。そうやって人と関わることで、自分の心が磨かれていくのです。