「椿町中 THE SOLAR BUNKASAI ~つばちゅう文化の日・佐藤タイジライブ~」と題して,地元阿南市辰巳町の株式会社GF様のご協力を得て,太陽光発電で音響システムを作動させ実施した本年度の文化祭。
ロックスター佐藤タイジさんに来ていただけるようになったことから,タイジさんが取り組んでおられる太陽光発電による再生可能エネルギーのみで実施している野外フェス「THE SOLAR BUDOKAN」に少しでも近い形で行うことで,原子力発電所立地を住民の反対運動で阻止した歴史を持つ町の中学校ならではの文化祭になると考えました。
このことが地域の歴史を再確認し,地域の環境を考え,今後のエネルギー問題について考えることにつながると思い,広く一般公開して実施しました。
全校生徒11人の本校では,行事が次々とやってきてどの行事にも全員が主役になって頑張らなければならないのですが,準備期間は短かったにもかかわらず生徒たちは本当によく頑張ったと思います。
それぞれの学年の演技もその学年らしさが出ていましたし,全校生徒で取り組んだ合唱「君に捧ぐ応援歌」と合奏「ハナミズキ」は,涙が出そうでした。
3年生の書道パフォーマンス「一期一会」は圧巻でした。
タイジさんのライブは,常々タイジさんがおっしゃっているとおり,太陽光発電による電源に直接音響システムをつないだ関係で音がとてもきれいでした。
そして,ロックアーティトのライブをおそらく初めて体験するであろう中学生にはどう反応していいのか少し戸惑いも感じられましたが,ギターのパワフルな演奏と曲と音は中学生の気持ちを引きつけ,心に焼き付いたことと思います。
MCでは,職業人としてのロックスターの話,原発立地を地域の先輩方が反対してくれたから今の暮らしができていること,「THE SOLAR BUDOKAN」のこと,「太陽のタイジ発電所」のこと,再生可能エネルギーの比率を少しでも高くして地球環境を守りながら暮らしていくことが子どもの未来を守ることにつながること,音楽イコール平和であることなど,様々なことを話していただきました。
そして,ライブの最後には,ギターソロによる最高の罰ゲームもご披露してくださいました。
ライブ後,タイジさんから中学生一人一人に「阿波国 THE SOLAR BUDOKAN」のTシャツをいただきました。
よかったなあ,中学生。
今回の文化祭では,もちろんタイジさんとマネージャーのAさん,株式会社GF様をはじめ,タイジさんへの依頼を取り次ぎ当日の送迎をしていただいたKさん,広報をお手伝いいただいたYさん,セッティング時に駆けつけていただいた黒崎楽器のNさん,書道パフォーマンスをご指導をいただいた阿南光高校のY先生など,たくさんの方のご協力をいただきました。
そして,本校の先生方にも昨年以上の手間をかけましたが,なんとか形にすることができた本年度の文化祭。多くの保護者のみなさま,地域の方々にもご参加をいただきました。遠くは東京からもお越しいただいた方もおいでました。
本当にありがとうございました。
大人も子どもも楽しく,そして学ぶことが多かったのではないでしょうか。
そして,椿町中に100人来ていただくという目標もほぼ達成できたように思います。
活気ある1日になって本当によかったです。