• 0884-33-1008
学校外観と椿と椿川の桜

障がい者トップアスリートによる講演会

パラリンピック元車イステニス日本代表の岡部裕子さんをお招きして、講演会を行いました。
演題は、「自分らしく生きる ~車椅子テニスと出会って変わった世界~」。
「障害」と感じるものの多くは、車イスに対する周りの人の偏見や、車イスでは暮らしにくい社会環境によって作り出されるもの。
「過去に起きたことは変えられないけど、“今をどう生きるか”で過去の価値は変化する。どんな過去でも価値あるものに変えて、“自分らしく”生きていくためには、自分の力で、人生を更新し続けることが大事。」岡部さんの講演の中で、印象深く心に残っている言葉です。
また、車イスの操作や車イスに乗ってボールを打つなどの実技も行い、生徒教員ともにとても貴重な体験をさせていただきました。
生徒の感想では、
「初めて車イステニスをして、思っていたよりとても難しかった。ボールが思ったように打てなかったけど、とても楽しかった。」
「車イスを実際に使っている人と周りから見ている人とで考え方や感じ方が全く違うんだなと思った。」
「優しさのつもりでしていた気づかいは、あまりしてほしくないと思う人もいるんだなと気づくことができた。」
「まず、どんな人だろうと自分と同じ人間なのだという意識を持ち、助けを求められた人にはすぐ助けに行けるような人になりたい。」
など、講演を通して様々なことを感じ考える時間となりました。
岡部さんから教えていただいた、「自分らしく生きる」ために大切な“自分を知る”“チャンスをつかむ準備をする”“大事なことはちゃんと伝える” “自分で考えて決める”“社会の一員として努力する”の5つを意識して、今後、生徒それぞれが人生の主役として楽しく生きてくれることを願っています。

岡部裕子さん
車椅子テニス体験
講演1
講演2
講演3
講演4