9月18日(水)NHKとく6の「防災てくテク」の取材をしました。徳島大学環境防災センター教授上月康則さん、NHKアナウンサー高橋篤史さん、プロデューサーさん、カメラマンさん、助手の方など、5名が来校されました。校舎前でオープニング撮影と質問をしました。「南海トラフ巨大地震の揺れで、椿町中学校が崩れる可能性はありますか。」「このあたりのある船は、津波がきたらどうなりますか」など、質問し、分かりやすく説明していただきました。
その後、一次避難の学校北側の山の高台まで歩きました。本校は、市の指定緊急避難場所として、校舎(2階以上)は、洪水、崖崩れ、高潮の対象ですが、地震、津波の対象ではありません。8~9mの津波を想定した場合、二次避難は椿自然園としています。二次避難の途中まで避難しました。また、山が土砂崩れの場合は、別のルートから避難する必要があるので、その避難ルートも確認しました。最後に、生徒は、「自分たちができることとして、非常持ち出し袋を用意しておきたい。また、避難する道が険しく進みにくいところがあったので、地域の高齢者が避難しやすいように整備していきたい。」とまとめてくれました。中学生が地域を担う立場の一員として自覚ができていることに成長を感じるとともに、頼もしく感じました。日頃のふるさと学習の成果も見られる瞬間でした。先生方の非常持ち出し袋には、生徒名簿や引き渡しカード、山道を切り開くためのなた、救急セットや簡易防寒具などが準備されています。生徒が非常持ち出し袋に何を入れておくかを考え、実施に準備していれば、いざというときに役立つはずです。
つばき会館にある津波記念碑には「災害は忘れた頃にやってくる」と刻まれています。石碑を教訓とすることも学ぶことができました。上月先生、高橋さん他NHKの方々、大変暑い中、貴重な体験をありがとうございました。10月10日(木)午後6時10分より放送予定です。とても楽しみです。