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学校外観と椿と椿川の桜

かもだフリマルシェ

12月1日(日)、第13回かもだフリマルシェに出店しました。場所は船瀬海岸公園です。

目的は、地域とともにある学校として、ふるさとを誇りに思う生徒を育成するためです。地域の行事である「かもだフリマルシェ」に出向き、中学生が自分たちで作った商品の説明や販売をし、地域の方々と触れ合い交流することで、ふるさと椿・椿泊町の人を知り、人との関わりを広げるためです。

総合的な学習の時間を使って作ったハーバリウム、キーホルダー、ヘアアクセサリーを販売しました。材料費をもとに利益をだすためには、いくらで販売するとよいかの話合いも11月26日(火)の学校訪問の研究授業で考えました。本校は少人数で多くの学校行事をするので、生徒はよく動いたり、限られた時間の中で準備したりできます。一人一人の責任感や使命感の意識が高く、感心させられます。生徒をサポートしている教職員も同じです。

商品を購入していただいた方には、本校職員が育てたキウイ、さつまいも、梅干しをサービスしました。ありがとうございます。当日に至るまでの準備も、少しずつ用務員さんが作ってくださっていました。ありがとうございます。

当日は、地域の消防団の防災訓練やウォーキングの会などのイベント行事も重なり、多くの人が参加して大盛り上がりでした。椿小や椿泊小学校の児童や先生方、本校職員の家族も生徒が作ったものを購入してくださいました。岩佐市長さんにもお声をかけていただきました。本校がマルシェに出店するということで、イベントの日を合わせてくださったという話もうかがいました。地域に支えられている学校だと感じました。感謝申し上げます。

学校運営協議会の委員さんの紹介で、阿佐てらすさんやママどるさんが考案・作られている「しらすバーガー」を生徒や教職員が試食させていただきました。試食して感想や改善点を伝えました。地域の豊かな食材を使い、防災食として長期間保存ができる「しらすバーガー」、なんと素敵なことでしょう。味も大変おいしくいただきました。避難生活ではインスタント食品が続くことが想像されます。たんぱく質やカルシウムが摂取できる「しらすバーガー」は需要が高いと思われます。

ぽかぽかした天気にも恵まれ、自然豊かな場所で一日、貴重な体験ができました。生徒は販売体験を通して地域の方と触れ合うことができました。作ったものが完売して嬉しそうでした。売り上げたお金を何回も確認している姿が微笑ましく見えました。生徒全員が達成感や自己肯定感を高めることができました。今回のマルシェに中学生が出店したことで、地域の活性化や地域貢献につながり、ふるさとのことをさらに好きになったと思います。収益については、生徒たちで、今後どのようなイベントを開き、どのように使いたいか話合いをする予定です。生徒は、必要感のあるテーマには自分事として、様々な角度から意見を言うことができるということも今回、改めてわかりました。「総合的な学習の時間」の学習の取組が学校教育目標の達成につながることも実感しました。